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PlayStation 4に「Blue Light of Death」が発生? 本体の青いライトが点滅し,使用不能になる初期不良が報告される
この初期不良は,ケーブルを接続後にPS4を起動すると,本体上部の青いライトがゆっくりと点滅し,Video/Audioのインプットをテレビが認識しなかったり,PS4の電源が切れてしまったりといった症状があるようだ。すでに一部の海外メディアはこの現象を「Blue Light of Death」と呼んでおり,プレイヤーの中にはYouTubeでその様子を公開している人もいれば,Twitterやゲームのフォーラムで症状をコメントしている人もいる。実際にどれくらいの確率で初期不良が発生しているのかは不明だが,SCEAは米ゲーム情報サイト「IGN」のインタビューに答えて,初期出荷分の0.4%に問題があることを認めた。
今回の問題について,サポートページでは考えられる要因として,1)テレビとの互換性,2)PS4のパワーサプライ,3)PS4のHDD,4)その他のハードウェアの4点を挙げている。現時点で紹介されている対処法は以下のとおりだ。
・テレビとの互換性/HDMI
1. 一部のユーザーから,テレビ側のファームウェアをアップデートすることで解決したという報告がある。また最新型のテレビでは,自動アップデートによりHDMIの設定が変更される可能性もある。
2. テレビ側とPS4側のHDMIポートの損傷,またはHDMIケーブルの欠陥の可能性がある。
・パワーサプライ
1. 電源ボタンを信号音が2回聞こえるまで(約7秒)押してみる。
2. PS4の電源コードを取り外す(本体の電源が完全に落ちてからコードを抜かないと,データ損失の可能性がある)
3. それぞれのポートが損傷していないかを確認する。
・ハードドライブ
1. 電源ボタンを信号音が2回聞こえるまで(約7秒)押してみる。
2. PS4の電源コードを取り外す。
3. 本体上部のカバーを外し,HDDが正しくドライブベイに収まっているか,またコネクターが装着されているかを確認する。問題がありそうな場合は,該当ページを参照のこと。
このほかサポートページではソフトウェアのアップデートや,修理/交換のオプションなどが紹介されている。このようなハードの初期不良に関しては,2005年にMicrosoftがローンチしたXbox 360のいわゆる「Red Ring of Death」が有名だ。本体の電源ボタンが赤く点滅して使用不能になる確率は,その後に大きな改善が発表されるまでは,少なくとも23%近かったとされている。SCEとしてはこれ以上の問題の拡大は避けたいところで,今後の原因究明とともに,日本発売までには改善を期待したい。
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