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M2プロセッサ採用で性能向上した新型iPad Proが発表に。iPadはカラフルな4色カラバリを用意
一方のiPadも,搭載SoC(System-on-a-Chip)を新しくしたほか,Lightningポートに替えてUSB Type-Cポートを搭載したのが特徴である。4色のカラーバリエーションを備える点も見どころだ。
ラインナップと税込価格は以下のとおり。発売日は10月26日の予定で,予約はすでに開始している。
●11インチiPad Pro:Wi-Fiモデル
- ストレージ 128GB:12万4800円
- ストレージ 256GB:14万800円
- ストレージ 512GB:17万2800円
- ストレージ 1TB:23万6800円
- ストレージ 2TB:30万800円
●11インチiPad Pro:Wi-Fi+セルラーモデル
- ストレージ 128GB:14万8800円
- ストレージ 256GB:16万4800円
- ストレージ 512GB:19万6800円
- ストレージ 1TB:26万800円
- ストレージ 2TB:32万4800円
●12.9インチiPad Pro:Wi-Fiモデル
- ストレージ 128GB:17万2800円
- ストレージ 256GB:18万8800円
- ストレージ 512GB:22万800円
- ストレージ 1TB:28万4800円
- ストレージ 2TB:34万8800円
●12.9インチiPad Pro:Wi-Fi+セルラーモデル
- ストレージ 128GB:19万6800円
- ストレージ 256GB:21万2800円
- ストレージ 512GB:24万4800円
- ストレージ 1TB:30万8800円
- ストレージ 2TB:37万2800円
●第10世代iPad:Wi-Fiモデル
- ストレージ 64GB:6万8800円
- ストレージ 256GB:9万2800円
●第10世代iPad:Wi-Fi+セルラーモデル
- ストレージ 64GB:9万2800円
- ストレージ 256GB:11万6800円
iPad Proシリーズは,どちらかと言えばエンターテインメントを楽しむタブレット端末というよりは,コンテンツを作るためのタブレット端末としてアピールされていた。Appleは,今回の新型iPad Proで,さらにその方向性を強くアピールしている。
とくに,第2世代のApple Pencilと組み合わせて使うときには,ペン先を画面に近づけるだけでアイコンやサムネイルを拡大プレビューしたり,これまでよりも高精度のイラストを描いたりできるようになるという。
また,M2プロセッサはCPUやGPUの性能だけでなく,映像処理エンジンとカメラ用の「Image Signal Processor」(ISP)も強化されており,iPadシリーズでは初めて,映像制作用途でよく使われる映像フォーマット「Apple ProRes」での動画撮影が可能になった。
iPad Proの11インチモデルは,ディスプレイとして「Liquid Retina」ディスプレイを搭載しており,解像度は2560×1600ドット(横置き時)。12.9インチモデルは,直下型LEDバックライトを採用する「Liquid Retina XDR」ディスプレイを搭載しており,解像度は2732×2048ドット(同)となっている。
内蔵する無線LAN機能が,最新のWi-Fi 6E(IEEE 802.11ax)に対応するのも見どころと言えよう。
第10世代iPadは,iPadシリーズでは比較的安価なタブレット端末だ。搭載する液晶ディスプレイは10.9インチサイズなので,大きさは,11インチiPad Proとほぼ同じくらいである。
前世代と比べて搭載SoCが強化されてはいるが,2020年モデルのiPhoneで採用となった「A14 Bionic」なので,今となっては高性能というほどではない。単純に「iPad Proほどではないが,高性能なiPadが欲しい」という場合は,2022年3月に登場した第5世代iPad Airのほうが適するだろう。
USB Type-Cの採用や,Wi-Fi 6への対応,Wi-Fi+セルラーモデルは5G通信に対応といった細かい強化点はあるので,第10世代iPadは,「最新世代だが,なるべく安いiPadを買いたい」という人向けの製品といったところか。
iPad新製品と同時に,Appleは,テレビやディスプレイに接続して使う据え置き型端末「Apple TV 4K」の2022年モデルも発表した。税込価格はWi-Fiモデルが1万9800円,Wi-Fi+Ethernetモデルが2万3800円。予約はすでに開始しており,発売日は11月4日の予定だ。
搭載SoCに,2021年モデルのiPhoneと同じ「A15 Bionic」を採用して,2021年モデルのApple TV 4Kよりも大幅に性能を強化したのが特徴である。
ストリーミングビデオの視聴はもちろん,付属のリモコンや,別売りのゲームパッドで操作できるiOS用ゲームを,大画面のテレビで楽しむのに適した製品だ。