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Apple,新しい「iPhone 14」「iPhone 14 Pro」を発表。Proシリーズはスペックを大幅強化で9月16日発売
発売時期は,iPhone 14とiPhone 14 Pro,iPhone 14 Pro Maxが9月16日で,iPhone 14 Plusのみ,10月7日発売となっている。予約はいずれも9月9日に開始する。ラインナップと税込直販価格は以下のとおり。
●iPhone 14:6.1インチ有機ELパネル
- ストレージ容量128GBモデル:11万9800円
- ストレージ容量256GBモデル:13万4800円
- ストレージ容量512GBモデル:16万4800円
- ストレージ容量128GBモデル:13万4800円
- ストレージ容量256GBモデル:14万9800円
- ストレージ容量512GBモデル:17万9800円
●iPhone 14 Pro:6.1インチ有機ELパネル/120Hz表示対応
- ストレージ容量128GBモデル:14万9800円
- ストレージ容量256GBモデル:16万4800円
- ストレージ容量512GBモデル:19万4800円
- ストレージ容量1TBモデル:22万4800円
- ストレージ容量128GBモデル:16万4800円
- ストレージ容量256GBモデル:17万9800円
- ストレージ容量512GBモデル:20万9800円
- ストレージ容量1TBモデル:23万9800円
とくに大きなアップデートが入ったのはProモデルで,新型SoC(System-on-a-Chip)の「A16 Bionic」を採用することにより,2021年モデルのiPhone 13 Proよりも高性能になったのに加えて,パンチホールを横長にしたようなフロントカメラ周辺に,アプリや動作状況に応じて形を変える通知領域「Dynamic Island」を表示できるようになったのが特徴だ。
iPhone 14 Proシリーズが搭載するA16 Bionicは,2基の高性能コアと4基の高効率コアを組み合わせたCPUに,5基のGPUコア,AI処理用のNeural Engineなどを統合するSoCだ。
既存の「A15 Bionic」と比べて,CPUやGPUのコア数は変わらない。ただし,高性能CPUコアとNeural Engineの処理性能を強化したことに加えて,GPUのメモリ帯域幅が1.5倍に拡大しており,ゲーム用途においてはA15 Bionicよりも高い性能を期待できる。
なお,Appleによると,A16 BionicのCPU性能は,競合製品と比べて約1.4倍高いそうだ。
A16 Bionicでは,消費電力の削減も大きなポイントになっている。CPUの高性能コアでは,費電力をA15 Bionicから20%削減したそうだ。一方,高効率コアは競合製品と同じ処理を約3分の1という電力で実現できるという。
また,A16 Bionicは,ディスプレイを制御するDisplay Engineも更新され,リフレッシュレートや照度,輝度を自動で調整可能だ。これにより,iPhone 14 Proシリーズでは,常に画面を表示しておく常時点灯(Always on Display)に対応した。常時点灯が有効な状態でも,たとえば,iPhoneをかばんやポケットに入れて画面を見ていないようなときは,リフレッシュレートを1Hzまで落としたり,画面を暗くしたりしてバッテリーの消費を抑えるという。
iPhone 14 Proシリーズでは,アウトカメラも大きく強化している。標準と広角,望遠の3眼構成という点は,iPhone 13 Proシリーズと変わらないが,標準カメラに組み合わせる撮像センサーを一新。センサーサイズが1.65倍となり,有効画素数が従来の約1200万画素から約4800万画素に増えた。
高画素化により,4800万画素のうち,中央部の1200万画素部分をクロップして,デジタルズームを使わずに2倍の望遠カメラとしても利用できるようになった。
カメラ機能では,動画撮影用の「Cinematic mode」が,4K解像度のHDR映像を24fpsで撮影可能となった。一般的な映像制作用カメラと,iPhone 14 Proシリーズで撮影した動画を違和感なく編集できるという。
加えて,動画撮影時の手ぶれ補正が進化しており,撮影者が激しく動いている場合でも,ブレを抑えられるそうだ。
このほかにも,通信衛星経由で緊急通報を行える「Emergency SOS via Satellite」(※2022年11月に米国とカナダで提供,日本の予定は未公開)といった機能面でのアップデートも盛り込まれているのがポイントだ。
一方のiPhone 14は,搭載SoCこそiPhone 13世代と同じA15 Bionicであるが,
アウトカメラは,より明るいレンズを採用したことに加えて,撮像センサーのサイズが大きくなったことで,より明るい写真が撮影できるという。また,写真の高画質化技術「Photonic Engine」によって,撮影した写真の質感や色合いを補正できる。
動画撮影機能では,iPhone 14 Proシリーズと同様に,動きながらでの撮影時における手ぶれ補正を強化しているとのこと。
また,iPhone 14とiPhone 14 PlusもEmergency SOS via Satelliteにも対応する。
メーカー | Apple |
---|---|
OS | iOS 16 |
ディスプレイパネル | iPhone 14:6.1インチ有機EL,解像度1170×2532ドット,コントラスト比200万:1,HDR対応 iPhone 14 Plus:6.7インチ有機EL,解像度1284×2778ドット,コントラスト比200万:1,HDR対応 |
プロセッサ | Apple A15 Bionic |
メインメモリ容量 | 未公開 |
ストレージ | 128GB,256GB,512GB |
アウトカメラ | 2眼式 ・標準:約1200万画素,26mm(35mm換算,以下同),F値1.5,センサーシフト式光学式手振れ補正 ・超広角:約1200万画素,13mm,F値2.4,視野角120度 |
インカメラ | 約1200万画素,F1.9 |
対応5Gバンド | Band 1/2/3/5/7/8/12/14/20/25/28/29/ |
対応LTEバンド | Band 1/2/3/4/5/7/8/11/12/13/14/17/18/19/20/ |
対応3Gバンド | UMTS/HSPA/HSPA+/DC-HSDPA Band 850/ |
無線LAN対応 | Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax) |
Bluetooth対応 | 5.3 |
バッテリー容量 | 未公開 |
待受時間 | 未公開 |
連続通話時間 | 未公開 |
インタフェース | Lightning |
公称本体サイズ | iPhone 14:71.5(W) iPhone 14 Plus:78.1(W) |
公称本体重量 | iPhone 14:約172g iPhone 14 Plus:約203g |
本体カラー | スターライト,ミッドナイト,ブルー,パープル,(プロダクト)レッド |
メーカー | Apple |
---|---|
OS | iOS 16 |
ディスプレイパネル | iPhone 14 Pro:6.1インチ有機EL,解像度1179×2556ドット,コントラスト比200万:1,HDR対応,リフレッシュレート最大120Hz表示対応 iPhone 14 Pro Max:6.7インチ有機EL,解像度1290×2796ドット,コントラスト比200万:1,HDR対応,,リフレッシュレート最大120Hz表示対応 |
プロセッサ | Apple A16 Bionic |
メインメモリ容量 | 未公開 |
ストレージ | 128GB,256GB,512GB,1TB |
アウトカメラ | 3眼式 ・標準:約4800万画素,24mm,F値1.78,センサーシフト式光学式手振れ補正 ・超広角:約1200万画素,13mm,F値2.2,視野角120度 ・望遠:約1200万画素,77mm,F値2.8 ・LiDARスキャナ |
インカメラ | 約1200万画素,F1.9 |
対応5Gバンド | Band 1/2/3/5/7/8/12/14/ |
対応LTEバンド | Band 1/2/3/4/5/7/8/11/12/13/14/17/18/19/20/ |
対応3Gバンド | UMTS/HSPA/HSPA+/DC-HSDPA Band 850/ |
無線LAN対応 | Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax) |
Bluetooth対応 | 5.3 |
バッテリー容量 | 未公開 |
待受時間 | 未公開 |
連続通話時間 | 未公開 |
インタフェース | Lightning |
公称本体サイズ | iPhone 14 Pro:71.5(W) iPhone 14 Pro Max:77.6(W) |
公称本体重量 | iPhone 14 Pro:約206g iPhone 14 Pro Max:約240g |
本体カラー | スペースブラック,シルバー,ゴールド,ディープパープル |
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