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謎の未発表GPU「Radeon R9 M370X」を搭載する「15インチMacBook Pro Retinaディスプレイモデル」が発売に
税込での直販価格は,単体GPUを搭載しない下位モデルが24万2784円(税別22万4800円)から,R9 M370X搭載の上位モデルが30万5424円(税別28万2800円)からとされている。
さて,問題のR9 M370Xだが,この製品は,去る5月6日(北米時間)にAMDが発表したRadeon Rx 300世代のGPU計10製品には含まれていない。当然ながらAMDのWebサイトには情報が一切ないうえ,Appleの製品情報ページにあるのは,GPU名と,容量2GBのGDDR5メモリを搭載するという情報だけだ。Appleのプレスリリースには「新しいAMD Radeon R9 M370Xグラフィックスを使うことにより最大80%速いパフォーマンスを提供し」(※原文ママ)とあるのだが,これも「何と比べて最大80%速いのか」が書かれていないので,正直,お手上げである。
似たような型番のGPUだと,640基のシェーダプロセッサを統合する,Graphics Core Next 1.0世代のGPU「Radeon R9 M375」がDDR3メモリと組み合わせられているので,これのGDDR5メモリ対応版ではないかという気もするのだが……。
一応GPU以外のスペックにも触れておくと,15.4インチサイズで解像度2880
ゲーマー向けPCというわけではないうえに価格が30万円超えなので,4Gamer的にお勧めできるようなマシンではないが,日本においては貴重なRadeon搭載ノートPCなのは確かだ。そこに惹かれるなら,検討してみるのも面白いかもしれない。
MacBook Pro Retinaディスプレイモデル 製品情報ページ
AMD,Radeon Rx 300世代のOEM向けGPUとノートPC向けGPU全10製品を一挙発表。すべてリネームか
2015年5月19日、Appleは本日、15インチのMacBook Pro Retinaディスプレイモデルに、新たに感圧タッチトラックパッド、より速いフラッシュストレージ、より長いバッテリー駆動時間、そしてディスクリートグラフィックスを搭載して改良し、MacBook Proシリーズの性能と能力をこれまで以上に高めました。Appleは本日また、息をのむような14.7メガピクセルのディスプレイ、クアッドコアプロセッサそしてAMDグラフィックスを特長とする、新しい238,800円の27インチiMac Retina 5Kディスプレイモデルを発表しました。
「新しいMacBookと改良された13インチMacBook Pro Retina Displayモデルへの反応は素晴らしいものです。そして今日、新しい感圧タッチトラックパッドと、より速いフラッシュストレージ、そしてより長いバッテリー駆動時間を15インチMacBook Pro Retinaディスプレイモデルに搭載できることをとても嬉しく思います。画期的なiMac Retina 5Kディスプレイモデルはお客様に大好評ですが、この度エントリー価格をさらに低く設定したことで、私たちが作ったこれまでで最高のデスクトップをより多くの人々に体験していただくことができるようになりました」と、Appleのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデント、フィリップ・シラーは述べています。
新しくなった15インチのMacBook Proは、Macに新次元のインタラクティブ性をもたらす素晴らしい感圧タッチトラックパッドを搭載しています。内蔵感圧センサーとクリックの感覚を伝えるTapticエンジンにより、感圧タッチトラックパッドは、どの位置でも一貫性のあるクリックすることができ、タッチの感度はカスタマイズできるので、クリックの認識に必要な圧力を調節することができます。新しいトラックパッドは、新しい「強めのクリック」を含む様々なジェスチャーをサポートします。また、感圧タッチ機能をアプリケーションに組み込むためのAPIがサードパーティーのデベロッパのために用意されています。新しくなった15インチMacBook Pro Retinaディスプレイモデルはまた、最大2GBpsのスループットを持つ、従来モデルに比べて最大2.5倍速いフラッシュストレージを搭載したほか、バッテリー駆動時間が1時間長くなり、最大9時間のワイヤレスウェブブラウジング、最大9時間のiTunesムービー再生時間を可能にしています*。さらに、MacBook Pro Retinaディスプレイモデルのディスクリートグラフィックスは、新しいAMD Radeon R9 M370Xグラフィックスを使うことにより最大80%速いパフォーマンスを提供し、Final Cut Pro Xでのビデオ編集、プロ用グラフィックスアプリケーションでの3D画像のレンダリングあるいは高解像度ゲームの再生などに効果を発揮します**。
5120×2880という解像度を持つ新しい238,800円のiMac Retina 5Kディスプレイモデルは、4Kディスプレイと比べて67%多い画素数を持つほか、3.3GHz(Turbo Boost時は最大3.7 GHz)で動作するクアッドコアのIntel Core i5プロセッサとAMD Radeon R9 M290グラフィックスを搭載しています。新しいiMacはまた、8GBのメモリと1TBのストレージを搭載するほか、4基のUSB 3.0ポートと、従来モデルと比べて2倍のバンド幅となる最大20Gbpsの転送速度を持つ2基のThunderbolt 2ポートを特長としています。iMac Retina 5Kディスプレイモデル最上位モデルの新しい価格は258,800円からで、これには3.5 GHz(Turbo Boost時は最大3.9 GHz)で動作するクアッドコアIntel Core i5プロセッサ、AMD Radeon R9 M290Xグラフィックスそして1TBのFusion Driveが含まれます。
すべての新しいMacには世界で最も進んだデスクトップオペレーティングシステムであるOS X Yosemiteが搭載されています。新鮮でモダンな外観、パワフルな新しいアプリケーション、そしてMacとiOSデバイス間での作業をこれまで以上にスムーズにする連係機能を備え、デザインを一新するとともに洗練度を高めています。
すべての新しいMacにはアプリケーションとして、「写真」、iMovie、GarageBand、そしてiWorkが無料で搭載されています。OS X向けアプリケーションの「写真」は増える一方の写真やビデオのコレクションを自動的に整理してくれ、iCloud Photo Libraryを使って、対応するすべてのApple製デバイスから簡単にそれらを閲覧したりアクセスしたりすることができるようになります。iMovieで美しいムービーを簡単に作成したり、GarageBandを使って新しい音楽を作曲したりピアノやギターの演奏を学んだりすることができます。Pages、NumbersそしてKeynoteが含まれるiWorkを使うと、美しいドキュメント、スプレッドシート、プレゼンテーションを簡単に作成、編集、共有することができます。Pages, Numbers and Keynote for iCloudを利用すれば、iPhoneやiPadで作成したドキュメントをMacで編集してWindowsユーザを含む友人とも共同作業をすることができます
【価格と販売について】
新しくなった15インチMacBook Pro Retinaディスプレイモデルは本日より、Apple Online Store(www.apple.com/jp)、直営店のApple StoreおよびMac製品取扱販売店を通じて販売されます。価格は、2.2 GHz(Turbo Boost時は最大3.4 GHz)のクアッドコアIntel Core i7プロセッサ、16GBのメモリ、256GBのフラッシュストレージそしてIntel Iris Proグラフィックス搭載モデルが224,800円、2.5 GHz(Turbo Boost時は最大3.7 GHz)のクアッドコアIntel Core i7プロセッサ、16GBのメモリ、512GBのフラッシュストレージそしてAMD Radeon R9 M370Xグラフィックス搭載モデルが282,800円です。このほかCTOオプションとして、より速い2.8 GHz(Turbo Boost時は最大4.0 GHz)のクアッドコアIntel Core i7と最大1TBのフラッシュストレージを搭載したモデルが用意されています。さらに詳しい技術仕様、CTOオプションおよびアクセサリに関する情報はwww.apple.com/jp/macbook-proでご覧ください。
新しい27インチiMac Retina 5Kディスプレイモデルは本日より、Apple Online Store(www.apple.com/jp)、直営店のApple StoreおよびMac製品取扱販売店を通じて販売されます。価格は、3.3 GHz(Turbo Boost時は最大3.7 GHz)のクアッドコアIntel Core i5プロセッサ、AMD Radeon R9 M290グラフィックスおよび1TBのストレージを搭載したモデルが238,800円です。iMac最上位モデルの新しい価格は258,800円で、これには3.5GHz(Turbo Boost時は3.9 GHz)のIntel Core i5プロセッサ、AMD Radeon R9 M290Xグラフィックスそして1TBのFusion Driveが含まれています。CTOオプションには、より高速な4.0GHz駆動のクアッドコアIntel Core i7 プロセッサ(Turbo Boost時は最大4.4GHz駆動)、最大1TBフラッシュストレージが用意されています。さらに詳しい技術仕様、CTOオプションそしてアクセサリについては、www.apple.com/jp/imac をご覧ください。
*量産前のMacBook Pro Retinaディスプレイモデルを使用し、2015年5月にAppleが実施したWireless Webプロトコルテストの結果に基づきます。バッテリー駆動時間および充電サイクルは使用方法や設定により変動します。詳しくは、www.apple.com/jp/macbook-proをご覧ください。
**量産前のMacBook Pro Retinaディスプレイモデルを使用し、2015年5月にAppleが実施したテストの結果に基づきます。詳しくは、www.apple.com/jp/macbook-pro/features-retinaをご覧ください。
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MAC本体
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