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オープンワールドアクションRPG「白銀の城」,中国でゲーム版号を取得
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本作は2025年12月19日に,PC向けクローズドβテスト「同一律テスト」の実施を発表しており,現在は参加者の募集が行われている段階だ。今回の版号取得は,こうしたテスト施策を含む中国市場向けの展開を,本格化させるうえでひとつの節目だと言える。
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中国では,ゲームを正式に発売したり,商業的に運営したりするためには,中国国家新聞出版署が発行する版号の取得が必須とされている。版号を取得していないタイトルは,有料配信やゲーム内課金を行うことができず,原則として商業展開が制限される。
中国国家新聞出版署が2025年12月分のゲーム版号を公開。年間1771本に増加し,審査ペースは安定フェーズへ
中国国家新聞出版署は2025年12月25日付で,同月分のゲーム版号の発行状況を発表した。2025年に発行された版号は年間合計1771本に達し,2024年と比べて全体的に増加傾向を示している。近年続いていた管理強化期を経て,版号審査は安定し,先行きを見通しやすいフェーズへと移行しつつある状況がうかがえる。
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- 編集部:haruka
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もっとも,本作が予定している「同一律テスト」はクローズドβテストにあたるため,制度上は必ずしも版号の取得を必要としない。ただし近年は,テスト段階のビルドも中国当局による規制の対象になっており,クローズドβテストであっても,運営内容や配信形態によって制約を受けるケースが増えている。
こうした状況のなかで,本作が正式に版号を取得したことは,今後予定されている各種テストや運営施策を,制度面の不確実性を抑えた形で進められることを意味する。クローズドβテストを経て,本作が中国市場でどのような展開を見せていくのか,今後の動向に注目したいところだ。

























