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「SASUKE」のゲームが実装された「INSPIX WORLD」とは? ボイスチャットを軸に“カジュアルeSPORTS”を展開する3D仮想空間を紹介
人気番組「SASUKE」のライセンスを受けた「eSASUKE」のオープンβテスト開始。賞金総額5000万円の大会に向けてトレーニング!
オッドナンバーは本日(2024年12月25日),人気テレビ番組「SASUKE」のライセンスを受けた「eSASUKE」のオープンβテストを,メタバースフォーム「INSPIX WORLD」で開始した。2025年夏には賞金総額5000万円の大会が開催される。
そのニュースで初めて名前を知った人もいるかもしれないが,「INSPIX WORLD」は,スマートフォンやPCからアクセスできる3D仮想空間プラットフォームで,アバターを用いたバーチャルSNSや,「3D人狼ゲーム」や「3D脱出ゲーム」といったコンテンツを楽しめる。
そんな「INSPIX WORLD」は2025年夏より,「SASUKE」を含むコンテンツでの「カジュアルeSPORTS」展開を本格的にスタートさせる。そこで本稿では,同プラットフォームの概要と魅力,今後の取り組みを紹介しよう。
「SNS×ボイス」をコンセプトにした3D仮想空間
俗にメタバースと呼ばれる3D仮想空間サービスはいくつもあるが,「INSPIX WORLD」が重視しているのは,ボイスによるユーザー間のコミュニケーションだ。
たとえばロビーでは,最初からほかのユーザーとボイスチャットが可能だ。加えて特定のユーザーとボタン1つで1対1のボイスチャットができる機能なども搭載。またコミュニティに加入すれば,気の合うメンバーとボイスでつながりながら各種コンテンツを楽しめる。
テキストチャットでは,どうしてもコミュニケーションにタイムラグが発生したり,感情を乗せられないことから意図がうまく伝わらなかったりするが,ボイスならそういった問題が発生することは少なく,現実世界に近い会話が楽しめるだろう。
ボイスチャットで楽しさが広がる多彩なコンテンツ
冒頭で紹介したように,「INSPIX WORLD」には「eSASUKE」以外にもさまざまなゲームコンテンツが用意されているので,それぞれの概要を紹介しよう。
まずは「3D人狼ゲーム」だ。村人チームと人狼チームがそれぞれの勝利を目指し,虚々実々の駆け引きを繰り広げる点は一般的な人狼ゲームと同様だが,8人の参加者が集まって議論や推理を行う2Dパートと,マップを探索してアイテムなどを集める3Dパートを行き来するという独自のシステムが取り入れられている。
「INSPIX WORLD」ではボイスによるコミュケーションが中心となるが,それは「3D人狼ゲーム」でも変わらず,それに合わせた仕様が取り入れられている。
具体的には,8人全員が同時にしゃべることにより,誰が何を言っているの分からなくなることを防ぐため,「ボイス分割システム」が採用されている。このシステムは,3Dマップを分割し,同一エリア内にいる参加者だけが会話できるようにするもの。これによって,ボイスチャットによるコミュニケーションがさらに円滑になるのだ。
また,人狼ゲームのハードルの高さとして「初心者だと勝手が分からず,議論に参加しづらい」ことがよく挙げられるが,「3D人狼ゲーム」はその点も配慮されている。
その例が「メモ」だ。ゲーム中に,人狼の情報が書かれたメモを入手できることがあり,その内容は入手したプレイヤーしか見ることができない。初心者や推理が苦手な人でも,その内容を議論の中で読み上げる(または読み上げない)だけで自陣営を有利に導く可能性が生まれる仕掛けになっている。
「3D人狼ゲーム」には,村人と人狼に加えて第3の陣営が登場する「英雄人狼」モードも存在する。このモードでは,「陰陽師」や「妖狐」「狙撃手」など,さまざまな役職が追加され,それぞれの固有能力を駆使してゲームを進めていくこととなるので,普通の人狼ゲームに飽き足らない人も楽しめるコンテンツとなっている。
続いての「3D脱出ゲーム」は,最大4人で協力し閉鎖空間からの脱出を目指すコンテンツだ。参加者にはランダムで役職が割り振られ,それぞれの固有スキルを駆使して,日本人形やトイレの花子さん,異形のモンスターといった,徘徊する鬼から逃げつつ鍵を探し出すこととなる。
役職名とそれぞれの役割は以下のとおり。
- 探索者 鍵の場所が分かる
- 韋駄天 一定時間移動速度がアップ
- 医者 仲間の体力を回復可能
- 聖職者 徘徊する鬼を視認できる
本コンテンツには4種類の難度が用意されているが,いずれの難度でも鬼を倒すことができないため,スキルを駆使したり,ロッカーに隠れてやり過ごしたりしながら,参加者同士で情報を速やかに共有し,ゲームを進めていく必要がある。そこで役立つのが「INSPIX WORLD」の特徴であるボイスコミュニケーションというわけだ。
人狼や脱出ゲームという近年流行のジャンルだけでなく,テーブルゲームの定番である麻雀も用意されている。ただし,この「必殺スキル麻雀」は,他家の鳴きを封印する「他家沈黙」や赤ドラ牌を独占する「赤牌独占」など,多彩なスキルが用意された独自ルールとなっている。
各スキルにはド派手な演出が施されており,自分のアバターがスキルを発動した姿のSNS投稿が非常に映えるのも大きな特徴だ。
この説明だけだと,勝ち負けより“魅せ”重視のプレイになりそうだが,真剣勝負を演出する要素もしっかり盛り込まれている。「INSPIX WORLD」では,各コンテンツをプレイすると「IWポイント」を獲得でき,これでガチャを回すことなどができるのだが,「必殺スキル麻雀」ではこのIWポイントを懸けることができるようになっており,白熱した勝負を楽しめるのだ。
上で紹介した3つ以外にも,フィールドを走り回って季節にちなんだ旬のアイテムを集めて競う「旬集め合戦」,お題に合わせて歌を歌う「カラオケリレー」,雑談するとアイテムやIWポイントを獲得できる「お茶会」など,ユニークなコンテンツが用意されている。
2025年夏,「eSASUKE」を筆頭に「カジュアルeSPORTS」本格始動
記事冒頭に記したとおり,「INSPIX WORLD」では2025年夏に「カジュアルeSPORTS」を本格始動する。具体的に言えば高額の賞金が絡む大会だが,「カジュアル」を謳っているのは,本記事で紹介してきた通り,「INSPIX WORLD」のコンテンツ自体が,一般的なeスポーツよりも幅広い層が気軽に楽しめるものだからだ。現在展開を予定(検討)しているのは,以下に紹介する4つの競技となっている。
人気の視聴者参加型スポーツエンターテイメント番組「SASUKE」の特徴を踏襲したコンテンツ。現在,「INSPIX WORLD」内でテストステージが公開されており,2025年夏に,賞金総額5000万円の大会を開催予定。
仮想世界の「INSPIX WORLD」だからこそ可能な表現で,「新しいアイドル」の創出を目指す。現在開発中の「大会モード」を用いて,毎月1回,大会を開催する予定。賞金総額や大会形式は検討中。
現代人に幅広く必要とされるコミュニケーション能力や推理力などを,人狼ゲームを用いて競う。毎月1回,大会を開催する予定で,賞金総額や大会形式は検討中。
思考力や状況判断力,洞察力などを求められる麻雀も,競技の1つとして検討されている。「INSPIX WORLD」独自の発展性を見出せるかが,採用のポイントとなるそうだ。
またカジュアルeSPORTS以外のコンテンツも,続々とリリース予定とのこと。2025年前半には,ボイスに振り切った「新型ボイス脱出ゲーム」や,プレイするたびに名前や見た目,声などを変えられる「ロールプレイ人狼」が新たに追加される。
ほかにもコミュニティを盛り上げるバトルコンテンツや,ハウジングルームを活用したお茶会&雑談ルーム用コンテンツなども順次リリース予定だ。もちろん,プラットフォームとしての3D仮想空間の改善も随時行なわれ,誰もが安心して楽しめる環境を提供していくとのこと。
いずれも詳細は続報を待つこととなるが,2025年注目のコンテンツとして「INSPIX WORLD」の情報にアンテナを張っておいても損はないだろう。
「INSPIX WORLD」公式サイト
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