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イベント
ホラゲ好き,妖怪好き集まれ! 「ノロイカゴ ゲゲゲの夜」で閉鎖空間で牛鬼に追われる恐怖を体験したよ[TGS2024]
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トイジウムが開発,東映アニメーションがパブリッシングを担当する本作は,そのタイトル名に「ゲゲゲ」とあるように「ゲゲゲの鬼太郎」を題材としたゲームだ。最大4人のマルチプレイで,ほかのプレイヤーと協力しながら恐ろしい妖怪が徘徊する閉鎖空間からの脱出を目指す。
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TGS 2024の出展バージョンは,牛鬼がいる屋敷から脱出するという内容だった。
と言っても出口を見つけて向かうだけではない。屋敷から出るには,地下1階~2階に点在する6個の鎧を制限時間内に壊さなければならない。と言っても(2度目)「見つけた,えい」で壊せるものではなく,壊すための刀を見つける必要がある。しかし刀は呪いで穢れており,その霊力を発揮するためには屋敷のどこかにある霊水で清めなければならず……と,ともかくダンドリが大事となる。
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「刀を手に入れた! 霊水はどこだろう」「1階の真ん中の部屋です」「鎧は?」「2階の廊下にありました!」といったようにボイスチャットで声をかけながら一つ,また一つと鎧を壊していくわけだが,そんなにうまくはいかない。なにせ牛鬼がガッシャガッシャと歩き回っているのだから――。
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ただの人間であるプレイヤーは,妖怪,それもとても残忍なことで知られる(見た目も恐ーい)牛鬼を相手に戦えるわけがない。足音に注意しながら接近を許さないよう距離を取り,ときに押し入れの中に身をひそめながらやり過ごさなければならない。屋敷に落ちている「リモコン下駄」を拾っておけば,「どうしてもだめだ!」というときにそれを使って鬼太郎の力を借りて牛鬼を退けることはできるが,それも一時的に怯ませる程度だ。
やられた仲間は近づいて起こすことができるが,少々時間がかかるためにそのさなかに背後から牛鬼が……ギャア! なんてことも起きる。
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ただでさえ恐ろしい牛鬼だが,時間経過で呪いゲージが溜まり,マックスになると狂暴化するからたまったものではない。見つかったらもうあきらめるしかないというくらい,ものすごい勢いで動き回るんだもの……。いくら残り時間が気になっても,その間は押し入れに逃げ込むことは避けられないだろう。
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実際,皆で脱出どころか一人の脱出すら難しいようで,一般日の初日(9月28日)の朝イチでプレイした時点(つまりビジネスデイ2日間)で,クリアできたグループはなく,筆者がいたグループの鎧5つ破壊が最高記録だったそうだ。といっても筆者はきゃあきゃあ言ってただけで大した仕事はできていない。ほかのプレイヤーの皆さんが優秀だったのです。ほんと申し訳ない……。
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実は筆者,オカルト・ホラー好きの妖怪好きで,5年前に「日本の妖怪でこんなホラーゲームがあったらいいなあ」なんて妄想を記事にしたこともあるのだが(こちら)このゲームはまさに「そういうのです!」というゲームだった。なので初報からずっと気になっていたのだが,TGS 2024にあるところを見たときは震々(ぶるぶる)震えた。
【夏休みの読みもの企画】ホラーゲームにてゾンビ以外のなにに追いかけられたら面白いか,日本の妖怪の中から考えてみた話
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あらためて「ゾンビが元気だ」と感じさせられる今日このごろ。「日本の妖怪ももっとゲームで存在感を増していってくれたら嬉しいなあ」と思った怪奇/妖怪好きの筆者は,ホラーゲームで追いかけられたら面白そうな日本の妖怪はなにかを考えてみた。その成果(?)をお届けしよう。
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モノクロームな建物のなかは薄暗くて視界が悪く,またミニマップみたいなものがないので「えっ? 今いるとこってこれどこ……」と迷いやすく,また脱出方法もなかなかのクセがある。
ではそれがダメかといったら筆者は逆で,薄暗さと視認性の低さはホラーな感じがびんびん出ているし,脱出方法の儀式めいたところも怪しくってとてもいいと感じた。いまなゲームでありながら,古き良きホラーの雰囲気がよく出ているのだ。そのあたりを試遊後に聞いてみると,やはりそういう狙いもあってのグラフィックスだそうだ。
ほかにもステージがあるのか,違う妖怪が出てくるのかなどは不明だが,ホラーモノのマルチプレイゲーム好きはもちろん,妖怪好きや怪異ウォッチャーな人たちにもぜひSteamページのウィッシュリストに追加してほしい一作だ。
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