プレイレポート
「勇者の伝説」は手に汗握る面白さの新作タワーディフェンス×ローグライクだ! iOS版が本日リリース【PR】
本記事では,「勇者の伝説」の魅力やゲーム概要,システムなどについて詳しく紹介していこう。
どのキャラが使えるかは運次第?
ランダム要素を含んだタワーディフェンス
本作の舞台は,変異生物が襲来する終末世界。プレイヤーは避難所を守る城主として,数多のヒーローを召喚し,変異生物から城壁を守ることになる。
登場するヒーロー(キャラ)はクオリティの高い美少女/イケメン揃いなのはもちろん,獣人をはじめ,個性的な面々ばかりだ。きっとお気に入りのキャラが見つかるはず。
バトルシステムの基本は,迫ってくるモンスターを撃破するタワーディフェンスだ。画面上部から大量の敵が出現するので,画面下部の城壁に辿り着くまでに撃破していく。
使用するユニットにはHPがなく撃破される心配はないが,代わりに城壁自体にHPがある。ある程度の攻撃なら耐えられるが,早めに敵を処理しないとジリ貧で敗北してしまう。
一見簡単なタワーディフェンスに見えるが,そんなバトルに奥深さを与えているのがローグライクの要素だ。本作ではタワーディフェンスとしては珍しく,使用するユニットを事前に編成するという機能がない。
戦闘開始時に配置されるユニットだけは自由に選べるが,あとは所持キャラからランダムで出現するというシステムになる。つまり,バトルでどのキャラを使えるかに運要素が絡んでくるのだ。
戦闘中,ゲージが溜まるとランダムに3枚のカードが選出されるシステムがあり,その中にキャラが含まれている。ここでキャラを選べば城壁に配置され,スキルカードを選べば出撃済みのユニットが強化されるという仕組みだ。
スキルを強化するか,ユニットを追加するか,状況に応じた一期一会な選択がローグライクならではの楽しさを与えてくれる。キャラごとに攻撃範囲やスキル効果は異なるので,最強の組み合わせを狙って強化を目指していくワクワクが味わえる。
ただ,欲しいキャラを待ち続けるとユニットが揃わず,敵を処理できなくて負けることもあるのが難しいところだ。妥協で選ぶか,欲しいキャラがくるまで粘り続けるのか,状況に応じた判断が重要になる。
苦労して5人を揃え,スキルを強化するとカッコいいエフェクトで敵を一掃してくれるので,戦闘終盤の爽快感は格別だ。序盤は苦しい戦いを強いられる分,後半に高火力で一掃するのがたまらなく心地いい。
各キャラのスキル効果も個性的なものが多く,組み合わせを考えて覚えておくと,より戦略的なバトルになる。狙ったキャラを揃えられるかはさておき,スキルの特性を覚えておくと優位に立ち回れることが多い。
例えば,威力は高いが狭い範囲にしか攻撃できないキャラばかり揃えてしまうと,敵の撃破が追いつかなくなってしまう。ユニットの召喚,持続攻撃,小範囲への高威力攻撃など,各種スキルをバランスよく配置するのがバトルのキモだ。
ユニット選択と合わせて戦略に関わる要素として,各キャラのスキル効果を拡張するカードが存在している。これは何度かスキルを強化すると出現するカードで,選択すれば一気にパワーアップできる。
苦しい序盤を乗り切り,スキルを強化したあとは敵を近づかせる間もなく一掃できる。1回の戦闘ごとにまったく違う戦略,編成を扱えるので,何度遊んでも手に汗握るバトルを楽しめるのが本作の魅力と言えるだろう。
ここまで紹介してきたルールで,迫りくる敵をすべて撃破できればステージクリアとなる。事前にキャラを編成しないという独特なシステムに最初は面食らったが,慣れてくるとこのランダム性が楽しくなってくる。
なお,最初に出撃するキャラと合わせて,1キャラだけはカードが出現しないようブロックすることも可能だ。お気に入りのキャラを出撃させ,相性の悪いユニットだけブロックしてバトルに挑むというのが基本の編成方法になるだろう。
とことん追求できるカスタマイズややり込み要素も充実
本作は育成システムもほかのゲームとはやや毛色が異なる。まず,キャラクターのレベルアップは経験値を使うのではなく,ガチャで同キャラが被った際に手に入る欠片を使って進めていく。いわゆる限界突破のシステムが本作のレベルアップであり,経験値を使ってのステータス強化などは行えない。
もちろん,ガチャを引かないと強くなれないというわけではない。キャラ育成以外に,城主の装備の強化とカスタマイズ,恒常的にステータスを上げる「天賦」などの強化要素が用意されている。城主のステータスが,そのまま戦闘中に使用するキャラの強さに反映される仕組みだ。
頻繁に強化することになるのは,6つある装備枠になる。装備自体のレベルアップのほか,装備にさまざまな効果を持つ宝石を5つまでセットでき,強化に幅を持たせている。宝石の効果で特性や属性の強化などが可能で,カスタマイズ次第では電気属性特化,火属性特化といった装備構成を自由に作り出せるのがポイントだ。
また,城主も確認できた範囲で4キャラが登場しており,それぞれ保有しているスキルが異なっていた。装備と合わせて攻撃特化,防御特化など切り換えてバトルに挑むのが,基本的な遊びかたになるだろう。
そのほか,敵の攻撃を耐えるシェルター自体の強化もできる。こちらは強化素材が集まるステージを攻略して,少しずつレベルアップしていく形だ。また,シェルターにも見た目と性能を切り換える機能があるようなので,装備,城主と合わせてトコトン性能を追求できるだろう。
装備や宝石集めなど,育成の基本はステージを周回することだが,そのほか時間経過で報酬を受け取る放置要素なども盛り込まれている。1日に数回だけ挑めるステージもあるため,放置報酬の受け取り,デイリーミッションやクエストに挑戦しながら,育成を進めていける。複雑なコンテンツはないため,毎日気軽に遊べそうだ。
毎日遊べるコンテンツの中では,「使徒襲来」というモードがかなり手応えがあるやり込み要素になる。このモードでは登場する敵側も強化され,階層を進むごとに敵が強くなっていく。
何階層まで城壁を壊されずに倒しきれるかという腕試し系のコンテンツで,ほかのモードよりも長時間戦うことになる。その分キャラのスキル強化も進むため,高階層になるほどド派手で爽快感のあるバトルが楽しめる。
タワーディフェンスやローグライクが好きな人は,ぜひとも高階層を目指してチャレンジしてほしい。
敵側の強化だけでなく,こちらも選べるスキルカード数が増えている | |
攻略できた階層に応じて報酬を入手 |