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メガドライブ用新作シューティング「ZPF」,Kickstarterで目標金額を大幅に上回る支援を集め,Switch版とXbox版も発売決定
ZPFは“フューチャー+ファンタジー+エイリアン”をキーワードとした高密度かつサイケデリックな色彩のドット絵と,“催眠的かつチャレンジング”なプレイが展開するシューティングゲームだ。性能の異なる「KNIGHT」「GRADIUS」「GOLD」の3機はショップでの買い物でパワーアップし,各ステージには秘密も隠されているという。
ブラウン管テレビで動作している動画も公開されており,独特のデザインの敵キャラクターに良い意味での海外ゲームらしさがあり,シューティングゲーム好きなら一見の価値ありだ。
対応機種はメガドライブとPC(Steam)がアナウンスされていたが,ストレッチゴールの達成によりNintendo SwitchとXboxへの移植も決定した。Steamストアページ(リンク)の情報によれば,発売は2025年第1四半期が予定されているとのこと。
本作を手がけたのは,メガドライブ用アクションゲーム「Tänzer」(リンク)や,JAMMA規格で動作するシューティングゲーム「Twin Tiger Shark」(リンク)のMikael Tillander氏と,東亜プランをリスペクトしたと思われるPC用縦スクロールシューティングゲーム「Super XYX」のGryzor氏だ。
Kickstarterキャンペーンは目標額1万5000ドル(約224万円)で2024年7月1日にスタートしたが,これを大きく上回る20万4670ドル(約3062万円)を集め,7月31日に終了した。支援者にはSteamキーコードやメガドライブ用カートリッジ,サントラのレコードやアートブックなどがプレゼントされる。
開発チームは「この夢を実現させてくださった皆様に,ピクセル化された心の底から感謝いたします。皆様一人一人がいなかったら,私たちはこれを成し遂げることはできませんでした」と感謝のコメントを発表している。
2025年にメガドライブ用のカートリッジをリリースするプロジェクトがKickstarterで成功しているのは,多様化している現在のゲームライフを象徴する出来事ともいえる。今後もこうした取り組みが増えることに期待したい。