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「龍が如く〜Beyond the Game〜」の世界配信決定記者会見をレポート。主演の竹内涼真さんと武 正晴監督が,桐生一馬への思いや撮影現場でのエピソードなどを明かした
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印刷2024/06/04 18:05

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「龍が如く〜Beyond the Game〜」の世界配信決定記者会見をレポート。主演の竹内涼真さんと武 正晴監督が,桐生一馬への思いや撮影現場でのエピソードなどを明かした

 本日(2024年6月4日),「Prime Video 2024『龍が如く〜Beyond the Game〜』世界配信決定記者会見」が東京都内で開催された。この記者会見は既報のとおり,10月25日よりPrime Videoにて,Amazon Originalドラマ「龍が如く 〜Beyond the Game〜」(英題:「Like a Dragon: Yakuza」)全6話を,世界独占配信することを発表したもの。
 会場では主人公・桐生一馬を演じる俳優の竹内涼真さんと,監督の武 正晴氏がゲストとして登壇し,本作の撮影にまつわるトークを繰り広げた。

画像集 No.001のサムネイル画像 / 「龍が如く〜Beyond the Game〜」の世界配信決定記者会見をレポート。主演の竹内涼真さんと武 正晴監督が,桐生一馬への思いや撮影現場でのエピソードなどを明かした

 「龍が如く 〜Beyond the Game〜」は,セガの「龍が如く」シリーズを元に,日米のクリエイターによるオリジナル脚本で描かれたクライムアクションサスペンスで,1995年と2005年という2つの時間軸を行き来しながら物語が描かれていく。エピソードは全6話で,10月25日と11月1日の2回に分けて3話ずつ配信される。

 登壇した竹内さんは,2023年5月から約半年,「龍が如く 〜Beyond the Game〜」の制作に取り組んできたことを明かし,「命を懸けていたので,ようやく発表の日を迎えられてうれしい」とコメント。また,セガの龍が如くスタジオのスタッフが本作を「面白い」と評したことに言及し,「頑張ってきて救われたな」と心境を明かした。

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竹内さんは自前の着物を身に着けて登場。生地に一目惚れしてオーダーしたそうだが,これまで着用する機会がなかったそうだ
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Amazon MGM スタジオ インターナショナル・オリジナル責任者のジェームズ・ファレル氏が,竹内さんを優れた俳優と評したビデオメッセージも公開された

 また竹内さんは,自身が桐生一馬役に抜擢されたと聞いたときに驚くと同時に,ファンの多い原作やキャラクターであるから,命を懸けて臨まないと成立しないのではないかというプレッシャーや使命感を覚えたという。また「本気でぶつかってみよう」という思いも湧き出ていたそうだ。

 竹内さんが考える本作の見どころは,1995年と2005年という2つの時間軸が描き出すコントラストや,ゲームではまだ描かれていない桐生一馬のさまざまな側面を自身が作り上げた部分であるという。「桐生一馬という人物は,すごく愛情深く,また愛情に餓えている。それを神室町という舞台で,人間らしく,生々しく描きたいと思って臨んだ」と話していた。

武 正晴氏
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 武氏は,「龍が如く 〜Beyond the Game〜」の制作に2年程前から取り組んでいるとし,最初に「優れた俳優とスタッフを集めるしか勝負する手がない」と考えたことを明かした。またコロナ禍や2023年夏の酷暑を乗り越え,最高のキャストとスタッフにより,非常にクオリティの高いコンテンツに仕上がったと語っていた。

 桐生一馬が自身にとってどんな存在で,どのように演じたかを問われた竹内さんは,「撮影期間中,桐生一馬と自分は切り離すことができないくらい近いところにいた」とコメント。また身体作りはもちろん,衣装やメイクなどビジュアル面に関しても,1995年と2005年のコントラストを描くために入念な打ち合わせを行ったそうだ。とくに身体作りに関しては,相当ハードなトレーニングをしたとのこと。

 俳優としての竹内さんの印象を問われた武氏は,「役に近付こうとする意識がすごい」と評価する。また,桐生一馬役をキャストするにあたり最初に浮かんだのが竹内さんだったとし,その理由として身体が大きいことを挙げ,「今日の着物姿もそうなんですけど,そこにいると存在感のある人が必要。今回は背中を映す場面があるので,それを鍛え上げて大きくすることの重要性をよく分かっている俳優として信頼していた」と語った。桐生一馬に扮した竹内さんの,鍛え上げられた身体を見た撮影スタッフ達は驚嘆していたという。加えて撮影中,武氏は「物真似をする必要はなく,竹内さんの桐生一馬を作り上げてほしい」と何度か伝えたというエピソードも明かされた。

本作のキービジュアルも公開された。桐生一馬の背中に彫られた応龍は,メイク担当が2時間半で描き上げるという
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 本作の台本を読んだ竹内さんが,武氏に電話をしたという逸話も披露された。それによると,竹内さんは入浴しながら台本を読んで感動し,風呂上がりに裸のまま武氏に「素晴らしい」と伝えたそうだ。その電話を受けたとき,武氏は偶然にも竹内さんの出身地である東京・町田の駅前にいたとのことで「何か縁があるんですよ」と語っていた。

 竹内さんは,武氏が監督でなければ本作は成立しなかったとし,「僕が現場に入ったとき,武さんがキャスト1人ひとりに細かく芝居を付けていて,すでに神室町の世界観が出来上がっている。その景色を見るのはすごく楽しかった」とコメント。また武氏の日本語のセンスがクリエイティブかつ繊細で,非常に気に入っているとも話していた。

 1995年と2005年という2つの時間軸について武氏は,「1995年は,10代後半から20代前半の主人公達が情熱を持って行動したり,勢いで間違ったことをしたりする時代。その結果,桐生一馬は刑務所で10年間過ごすことになるが,2005年には何かが明らかに変わってしまったという虚しさの中で,新たな活力を取り戻していく」と説明する。そのコントラストを描くべく,フィルムで言えばそれぞれにまったく別のものを使うくらいの意識で映像を作ったと語った。

金屏風に描かれた応龍に,竹内さんが目を入れる一幕も
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 龍が如くスタジオ代表・制作総指揮の横山昌義氏より寄せられたメッセージも紹介された。

「私は原作『龍が如く』の脚本を書き始めた日から今日まで,過去に戻り作品を作り直したいと思ったことは一度もありません。
完成したひとつの作品を作り直す苦しみと難しさを知っているからです。

ですがもし今,神様の悪戯で二十年前のあの日に戻されてしまうのだとしたら,この作品を作ってみたい。
どうせ死ぬほどの苦労をするのであれば,今の自分が一番魅力を感じる神室町や桐生一馬を描きたい。
このドラマにはそのすべてが揃っています。

『龍が如く〜Beyond the Game〜』は,間違いなく『龍が如く』のもう一つの代表作となるでしょう。
主観視点で楽しむのがゲームだとしたら,これは究極の客観視点で楽しむ『龍が如く』。
ゲームをプレイしたファンは,数秒ごとに訪れる意外性とリアリティーに引き込まれ,
そして原作を知らない方は,ただそこに実在するかのような世界での出来事に没頭するでしょう。

私は一瞬も見逃せない緊張感に溢れた数時間を,世界中の人々と一緒に味わいたいと思っています」


 このメッセージについて武氏は「コンテンツの推進力になる」と感謝の意を示し,竹内さんは「原作のキャラクターを作り直したときに,このメッセージをいただけるのは俳優としてすごくうれしい。桐生一馬を演じられて本当によかった」と喜びをあらわにしていた。

 記者会見の最後には,竹内さんが「スタッフ一同,命を懸けて大切に作ってきたコンテンツなので,ぜひ世界中の皆様に届いたらいいなと思っています」とあらためて述べ,「10月25日をぜひ楽しみに待っていてください」と呼びかけていた。

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 Prime Videoは本日,Amazon Originalドラマ「龍が如く 〜Beyond the Game〜」(全6話)を,10月25日より世界独占配信することを明らかにした。主人公の桐生一馬を演じるのは,竹内涼真さんだ。

[2024/06/04 11:56]

「Prime Video」公式サイト

  • 関連タイトル:

    龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii

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