クトゥルフの信奉者を率いて町作り。「Worshippers of Cthulhu」，アーリーアクセス版をSteamでリリース

　パブリッシャのCrytivoは，ポーランドのCrazy Goat Gamesが開発する都市建設シム「Worshippers of Cthulhu」のアーリーアクセス版をSteamでリリースし，最新トレイラーを公開した。

Steam「Worshippers of Cthulhu」

　「Worshippers of Cthulhu」は，タイトルどおりH.P.ラヴクラフトが書いた古典怪奇小説シリーズで描かれたクトゥルフ神話を題材にした作品だ。
　エルドリッチと呼ばれる古代神を信奉する集団のリーダーとなり，移り住んだ謎の島で不思議なモニュメントを見つけたことから，ここを聖地と信じてクトゥルフ神を目覚めさせ，宇宙規模での変革に備えていこうというのが本作のストーリーとなる。資源を集めて居住地を開拓したり，祭壇に生け贄を捧げたりして，神々を呼び起こすための準備をしていく。


　プレイヤーは，クトゥルフ崇拝者の代表者という役どころであり，細かいプロフィールが設定されたNPCたちに労働させて，木材の切り出しなど資源収集から始まる生産チェーンを確立させていく。
　エルドリッチの加護を得るために，周囲の島に遠征して，村の略奪や新しい信者に洗脳するための誘拐なども行う。信者は，酷使したり，恐怖体験に晒したりすると，信仰を捨てて逃げてしまうこともある。神のお告げによって生け贄を提供するなど，一筋縄ではいかないイベントも発生する。


　Steamのニュースブログ（リンク。英語）では，今後のロードマップが紹介されており，サンドボックスモードや新しいストーリーのチャプターなどを含め，2025年第2四半期までに5回のアップデートを予定しているようだ。

　都市建設シムとしては濃いテーマを持つ「Worshippers of Cthulhu」だが，マス目に合わせて道路や施設を作り上げていくなど，オーソドックスなゲームプレイスタイルは取っつきやすそうな印象を受ける。インタフェースと字幕は日本語化されているのもうれしいところだ。

　アーリーアクセス版のリリースを記念して，11月5日まで10％オフのセールが行われている。気になる人はアーリーアクセスに参加して，その成長を見守っていくといいだろう。

「Worshippers of Cthulhu」公式サイト