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幕張に陰キャ,現る――。ボイスが実装されて魅力も陰キャ度も増した「陰キャラブコメ」を試遊[TGS2024]
東京ゲームショウ2024のPhoenixxブースで,恋愛風ノベルゲーム「陰キャラブコメ」のPC(Steam)版が試遊できた。本作は,個人開発者のじょせふ氏が2022年10月にBOOTHで公開したタイトルで,攻略対象は“陰キャ”のみという恋愛風ノベルゲームだ。プレイヤーは陰キャ集団が所属するサークルの会長となり,サークル部員の彼とのドキドキな毎日を楽しめる。
一部キャラクターにボイスを実装したPC(Steam) / Nintendo Switch版の配信が予定されており,今回はボイスつきのゲームをプレイできた。試遊時間に限りがあったため,冒頭のみとなるが,本稿で紹介しよう。
各キャラクターのキャッチコピーがもうおかしい |
グッズも展示されていた |
個性的すぎるキャラクターたち
主人公もなかなかにクセがある
本作は,攻略対象が全員“陰キャ”というだけあり,そろいもそろって個性的な人物ばかりだ。それはプレイヤーにあたる主人公も例外ではない。
主人公は陰キャを心から愛する女の子だ。陽キャに対して異常なまでの偏見と拒否反応を示す。それはもう陽キャが不憫になるほどに。ただし本作に登場する陽キャも,かなりぶっ飛んでいるので,そのせいかもしれない。
そんなある日,主人公は“害悪陽キャ”にボコボコにされている陰キャを助けたことをきっかけに,なぜか大学のオタクサークルの会長を任されることになる。
ちなみに主人公のボイスは,ファイルーズあいさんが担当している。見た目はかわいらしいが,困った陰キャを助ける優しさと勇敢さを持ったかっこいい主人公だ。
続いて,主人公がサークルで出会う4人の陰キャたちを紹介しよう。
サークル部員のなかで最も言動がザ・オタクなのが「だいだい」だ。オタク特有の早口でまくしたてる感じや,「www」の多用が,いかにもだ。もはやメッセージウィンドウからはみ出している。なお,だいだいのボイスは,室 元気さんが担当している。早口はもちろん,笑い方まで絶妙で,だいだいのオタク度がより洗練された印象だ。
「つがい」は,サークルのなかでは比較的,常識人だ。だいだいと一緒に活動しているくらいだから,きっと性格も良いはず(偏見です)。ボイスは岩崎諒太さんが担当しており,低めの落ち着いた口調が印象的だ。
「ash(あっしゅ)」は,口数は多くないが言葉づかいが粗暴な部員だ。とくにだいだいへの当たりが強いが,だいだいの自業自得でもある(そしてだいだいは気にしていない)。主人公が部室を初めて訪れた際は,顔も見せず部室のソファで寝転がりながらゲームしていた。ボイスは坂田将吾さんが担当している。
「西村」は,ダンス部に所属しているが,ゲームに興味があるようで,サークル見学にきた陽キャっぽい人だ。見た目が完全に陽キャなので,主人公は初対面で拒否反応を示していたが,活動するうちにすっかり慣れている。ボイスは小林裕介さんが担当しており,陽キャっぽい軽〜い口調(偏見です)が特徴的だ。
冒頭のみのプレイだったので確かめられなかったが,物語を進めていくと部員たちの内面がもっと見られるはず。ただ“恋愛風ゲーム”とあるものの,主人公を含め部員たちの恋愛が現時点でまったく想像できない。とくにだいだい……逆に恋愛風モードになったらどうなってしまうのか,ボイスがついたことでより気になって仕方がないので,配信を待ちたい。
「陰キャラブコメ」公式X
東京ゲームショウ2024公式サイト
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(C)じょせふ Published by Phoenixx Inc.
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