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ツアー最後の「初恋公演」では,初陣公演の実施や十王星南の実装も発表に。「学園アイドルマスター」ライブ配信レポート
初恋公演は,8月の「初声公演」,9月の「初心公演」に続くツアー最後の公演だ。会場となったのは,梅田クラブクアトロ,広島クラブクアトロ,渋谷クラブクアトロの3か所。出演者は,七瀬つむぎさん(有村麻央役),湊 みやさん(紫雲清夏役),川村玲奈さん(篠澤 広役)となっている。
「学園アイドルマスター」初のライブツアー“DEBUT LIVE 初 TOUR”が開幕。「初声公演」の配信をレポート
ライブツアー「学園アイドルマスター DEBUT LIVE 初 TOUR」が,2024年8月10日にスタートした。本稿では,花海咲季役の長月あおいさん,月村手毬役の小鹿なおさん,藤田ことね役の飯田ヒカルさんが出演した,「初声公演」の配信をレポートする。
「学園アイドルマスター」初のライブツアー。花岩香奈さん,伊藤舞音さん,薄井友里さんが出演した「初心公演」の配信視聴レポート
2024年8月にスタートした「学園アイドルマスター」初のライブツアーから,花岩香奈さん,伊藤舞音さん,薄井友里さんが出演した「学園アイドルマスター DEBUT LIVE 初 TOUR -初心公演-」(会場:広島クラブクアトロ)の配信をレポートする。
「学園アイドルマスター DEBUT LIVE 初 TOUR 」特設サイト
“初”のパフォーマンスで示された,アイドルそれぞれの魅力と個性
先の公演と同様に,十王邦夫学園長(CV:大塚明夫)と根緒亜紗里先生(CV:古賀 葵)の挨拶と諸注意から始まった本ライブ。Kijibato氏が本ツアーのために制作したオーバーチュア「DEBUT LIVE 初 TOUR -序曲-」も,会場のプロデューサーたちにすっかり浸透しているようだ。
そしてステージには,七瀬さん,湊さん,川村さんが登場し,全体曲「初」を熱唱した。なおツアーすべての公演は,すべて「初」から始まり「初」で締められる。それは,花開く前のアイドルに伴走するプロデューサーとして味わう“アイドルたちの成長の喜び”とリンクする。
2曲目は「Campus mode!!」。こちらもツアー共通の曲順で,3人とも腕を振り上げ元気に歌い踊り,客席にもマイクを向けてプロデューサーを巻き込んでいく。統制がとれていながら,ラフな親しみも感じさせるパフォーマンスだ。
最初のトークパートは,まず自己紹介から。とにかく元気な3人は,客席からコールするプロデューサーたちの練度の高さを「集大成」と表現した。そして,「自分たちも負けていられない」と笑顔で気合いを表明する。
ソロ曲のトップバッターは,有村麻央の「Fluorite」だ。七瀬さんはキレのあるダンスを披露しながら,しっかりと前を見つめ,伸びやかな歌声を響かせる。麻央のかっこよさとかわいさを兼ね備えた魅力を表現していた。
紫雲清夏の「Tame-Lie-One-Step」では,「ノってノって!」と踊りながら客席を煽る湊さん。安定したパフォーマンス力とはつらつとした笑顔で,グイグイと会場を引っ張っていく。
篠澤 広の「光景」で,会場の雰囲気はガラリと変わる。川村さんの落ち着いたまなざし,儚いけれど確かな存在感を示すボーカルは,広だけが持つ特別な美しさだ。
2回目のトークパートでは,このライブツアーで自身が成長した点をそれぞれが語った。「最初はガチガチに緊張していたが,最終日にはいい感じに力が抜けた」と七瀬さん。初日から堂々たるステージのように見えた七瀬さんの秘めたる心中や,ライブにかけた思いについて熱くコメントした。
湊さんは,このツアーで歌った「Tame-Lie-One-Step」について,すべて違うアレンジを加え,その時にしかできないライブ感のあるパフォーマンスを狙ったという。清夏のコミュにも触れ,このライブは大きな成長の機会だったと改めて語った。
川村さんは,初日である10月14日の梅田クラブクアトロのライブでは「緊張していなさそうに見えると言われたが,実は手が震えていた」と明かした。そんな初日と今回の千秋楽では,ステージの見え方も違うとのこと。
今回の公演前日に,3人がお互いに手紙交換をしたエピソードも披露された。全員がそれぞれに,自らの“成長”や“絆”を実感した,実り多きツアーだったようだ。
次の曲は,10月14日の公演で初披露された,紫雲清夏の「カクシタワタシ」だ。一見底抜けに明るいギャルに見える清夏だが,その心の内を湊さんが切なげに歌いあげ,ダンサブルな曲とは違った深い魅力を引き出す。
続く篠澤 広の「コントラスト」では,幻想的かつダイナミックなサウンドのなかを,川村さんが泳ぐように踊る。持ち味のウィスパーボイスが心地よい浮遊感を演出し,美しい異空間に迷い込んだように感じられた。
2ターン目のソロパートを締めたのは,有村麻央の「Feel Jewel Dream」だ。七瀬さんの真っすぐな瞳と弾む声で,キラキラとステージは紫色の輝きを放つ。麻央の持つパワーと相まって,会場のコールもひとつになった。
トークタイムでは,3人がそれぞれのソロ曲についてコメントした。彼女たちのコメントからは,歌詞や曲に込められた意味を丁寧にくみ取って,大事に歌っていることがわかる。
ひとりがコメントをしている姿を,ほかのふたりが「うんうん」と頷きながら聞く姿,そして会場のプロデューサーたちがひと言も聞き漏らすまいと耳を傾けている姿は温かく,会場にいるすべての人が,このステージを作り上げているのだと感じられるシーンだ。
本ツアーではすっかり恒例になった,着用している「初」の衣装についての話題も。「回って〜!」の声に応えて可愛らしく回転すると,客席から歓声が上がる。
両手を広げてそれを浴びる,彼女たちのキュートな姿が印象的だった。衣装についての「推しポイント」も披露されたが,着用者,演者目線の意外な点がクローズアップされるのが興味深い。
「続いての曲は」と川村さんが客席に語り掛けると,風に木立が揺れ,カラスやフクロウが鳴き,軋むドア……次々に不気味な音が聞こえてくる。
キョロキョロとあたりを見渡し身を寄せ合う3人……。そんな前振りから,「仮装狂騒曲」が始まった。10月という季節にピッタリのハロウィン曲だ。早口のラップパートに動きの大きいダンス,激しい音階のアップダウンと,ステージで披露するにはかなり難しい曲だと思われるが,息がぴったりの安定したパフォーマンスで,気持ちよく曲の世界へ誘われる。
そして,紫雲清夏の「Kira Kira」へと続く。“ためらい”から“キラキラ”まで,揺れ動き成長する清夏の心を追うようなダンスナンバーだ。楽しそうながら,どこか大人っぽい凛とした雰囲気も纏わせる湊さんのパフォーマンスにはハッとさせられた。
最後の曲は,「がむしゃらに行こう!」。「最後の曲です」との掛け声に「えーーーー!」と,大声で反応する客席も,曲が始まると演者と共に手を振り,一緒にステージを作り上げる。ライブ本編は,笑顔いっぱいで締めくくられた。
アンコールに応えて歌われたのは,「キミとセミブルー」。すこし肌寒さも感じるこの季節に聞く「サマーマ!」の掛け声もオツなものだ。歌詞のパート分けもアイドルの個性に合わせてあるようで,なんだか彼女たちの思い出をダイジェストで見ている気分にもなる。
そしてライブは,「初」で締めくくられる。初恋公演の最後となるこの曲で,アイドルの魅力や確かな存在感に圧倒された。そして,力いっぱい歌って踊る彼女たちのことが,公演前よりもっと好きになっていることにも気付かされた。
有村麻央,紫雲清夏,篠澤 広の魅力だけでなく,アイドル同士の絆,これからの「学マス」への期待も感じさせてくれた本公演では,ツアーの最後を飾る「学園アイドルマスター DEBUT LIVE 初 TOUR -初陣公演-」が予定されていることも発表された。
初陣公演の出演者は,松田彩音さん(花海佑芽役),春咲 暖さん(秦谷美鈴役),陽高真白さん(十王星南役)の3人で,すでにチケットの抽選が始まっている(アソビストア会員一次先行)。
初星学園一のアイドル・十王星南の実装も発表され,さらなる盛り上がりを見せるであろう「学園アイドルマスター」。彼女たちのデビュー,そしてアイドルとしての成長,その尊い輝きを,プロデューサーとしてしっかり見届け応援していきたいと強く感じさせるライブだった。
「学園アイドルマスター」,11人目のアイドル「十王星南」(CV:陽高真白)を11月中旬のハーフアニバーサリーで実装。ティザー映像も公開
バンダイナムコエンターテインメントは2024年10月27日,学園アイドル育成シミュレーション「学園アイドルマスター」に11人目のアイドル「十王星南」(CV:陽高真白)を11月中旬のハーフアニバーサリーに実装すると発表した。
「学園アイドルマスター」公式サイト
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