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「RAID: Shadow Legends」冒険記 第14回:人生いろいろ,不死にもいろいろ。呪われた者から根性で蘇った者まで多彩な「アンデッドホード」
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印刷2024/11/07 13:00

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「RAID: Shadow Legends」冒険記 第14回:人生いろいろ,不死にもいろいろ。呪われた者から根性で蘇った者まで多彩な「アンデッドホード」

 ファンタジーRPG「RAID: Shadow Legends」PC / iOS / Android)を,ゼロから遊ぶ連載「『RAID: Shadow Legends』冒険記」第14回のテーマは,闇の軍団の二大巨頭が片翼「アンデッドホード」だ。

●今回の成長報告
全体攻撃能力を持つ「サイラー」が加入。我が軍団は属性が魔力に偏っており,特に「スパイダーの巣」は攻略が滞ってしまっていた。強力な全体攻撃スキルを持ち,さらに虚空属性で相手を選ばない彼女が十分に育てば,より先のステージの攻略を望めるはずだ!
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“死なない”だけでもいろいろある。不死の軍団「アンデッドホード」の独特な世界


 闇の力を持つ魔王が操る存在のニ大巨頭は「悪魔」「不死者」だろう。シロスが操る闇の軍団では,悪魔の部分をデーモンスポーンが,不死者の部分をアンデッドホードが担っている。

 アンデッドホードに分類されるのは,魂が死者を操るアンデッドだけではない。魔術や呪術によって生み出されたグール(食人鬼)や,シロスの手で堕落させられたヴァンパイアなど,何らかの形で不死性を得た者たちはまとめてアンデッドホードとして扱われるようだ。

ナイトレヴェナントは「魂を器に移し替え続ける」といった儀式によって擬似的に不死を実現している集団なので,アンデッドホードのような根本的な不死性を獲得した存在とは区別されている
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 そういった事情もあり,アンデッドホードだからといってすべての英雄がシロスに忠誠を誓っているわけではない。シロスが直接操っている者はまた別だが,事故に近い形で不死者となった「クリプト王グラール」など,個としての意思を十分に保っている者もいる。

 特に興味深いのは「ネクレヘット」の伝承だ。生前,あまりにも勇猛な武人であった彼は死すらも乗り越え,アンデッドとなって棺をこじ開けたという。何かしらの形でシロスの影響を受けたものだと推測できるが,伝承では「シロスを侮蔑している」とハッキリ記載されており,まるで忠誠を誓っている様子はない。

 意思や何らかのエネルギーによって死者が“不死化”してしまう現象は,この世界では稀に起こり得る出来事なのかもしれない。いずれにせよ,アンデッド化した者は強く極端な意思や執着を持っていることが多く,生者にとって脅威であることには変わりがない。それゆえ,アンデッドホードとしてひと括りにされているのだろう。

ネクレヘットは力を持つアンデッド以外を不死者として認めず,シロスに忠誠を誓うヴァンパイアを嫌悪するなど,いわば“アンデッド過激派”というべき立ち位置にあるようだ
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 スキンウォーカーのように“現象”としての存在であると同時に,それよりも古くから存在するアンデッドたちは,ある意味でテレリアの文化に深く根付いている。その様子は,レアリティ“ノーマル”の英雄「デスナイト」の伝承からうかがい知れる。

 こっけいなやられ役としてあらゆる物語に出現するデスナイトは,アンデッドの危険性,不死者となった者たちの中に宿る人間性,敵対者の中に生きる凡人のような親近感など,さまざまな要素を人々に伝える魅力的なキャラクターとして受け入れられているようだ。

デスナイトの伝説は民衆のあいだで膨らみ続け,いつしか「アルティメット デスナイト」という偶像を完成させる。ただ,モーションはなかなかコミカルで,強くなってもキャラクター性は変わっていないようだ
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 一方で,他者の血を力に変えるヴァンパイアに関しては,基本的にシロスが力を与えた存在として描写されることが多い。死を前にした人間の前にシロスが現れ,救出の見返りに「人を襲わなければ生きていけない身体」を与えられた姿がヴァンパイアというわけだ。

 特に戦わなくとも生きていけるアンデッドを運用するより,明確に生者に被害を与えなければ存続できないヴァンパイアを選ぶあたり,シロスの狡猾さがよくわかる。実際,血に狂ったヴァンパイアたちはいずれも悲惨な末路をたどっている。

ヴァンパイアになった「ブラッド」と,セイクリッドオーダーの「コンスタンチン」の物語は,それぞれの立ち位置をよく示している
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 一枚岩ではないだけあって,アンデッドホードの伝承は多彩なファクションとつながっている。「マシャルド」の伝承からは謎多きロサン・ケレス(ナイトレヴェナントの盟主)の初期の動きが垣間見え,「スーゼレンカトン」の伝承からは非常に情報が少ないドラゴンキン帝国に関わる物語が見られる。

 特にスーゼレンカトンについては,シロスが住まう「アナスラード」へのポータルを開いたのが竜族である旨が明記されており,ドラゴンキン帝国のストーリーを解き明かすにあたっての重要な手がかりともなる。作品世界の理解をより深めたい人は,これらの伝承をぜひ読み進めてみてほしい。

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