巨大警官と対話しながら逃走の機会を狙う脱出シム「Militsioner」のゲームプレイトレイラー公開

　ロシアのTALLBOYSは，過去3年以上にわたって開発してきたという一人称視点の脱出シミュレータ「Militsioner」のプレイシーンを収めた最新トレイラーを公開した。

「Militsioner」公式サイト

　「Militsioner」は，巨大な警官が中央に文字どおり居座り，周囲の監視を続けているというカフカ的な町が舞台だ。プレイヤーは，身に覚えのない殺人事件の容疑をかけられ，巨大警官だけでなく町の人々からも監視され続けており，居心地の悪さから，列車に乗り込んで脱出しようとする。


　町の人々はそれぞれのスケジュールに従って活動しており，巨大警官も夜になると居眠りをする。プレイヤーは夜間，音を立てないよう民家に入って小銭を盗んだり，NPCの依頼を受けて必要なものを入手したりしながら，脱出のヒントを探していく。マンホールの隙間から腕だけ出した「スモーカー」のためにタバコを探すといった，おつかい系ミッションもあるが，そのために窓ガラスを割って音を立てたりすると，巨大警官の指先につままれ，牢屋で数日間を過ごすハメに陥る。


　巨大警官は特定のモラルに従い，感情を持つAIによって制御されている。会話をしたり，何かをしてあげたりすることでハッピーな状態になるが，怒らせれば町の特定のエリアに行けなくなったりする。脱出ルートは列車だけではなく，何度もトライ＆エラーを繰り返して，最後に脱出を成功させるというサンドボックス型のゲームデザインになっているようだ。


　すでにオープンしたSteamのストアページによると，残念ながら現段階で日本語対応の予定はないとのこと。気になる人はウィッシュリストに追加して続報をチェックしてほしい。