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路面電車を円滑に運行して都市公共交通の発展を目指す「Tram Simulator Urban Transit」,12月5日のリリース決定
「Tram Simulator Urban Transit」公式サイト
「Tram Simulator Urban Transit」は,路面電車(トラム)をテーマにしたシミュレータで,プレイヤーは,アメリカをモチーフにした架空の都市Angel Shoresを舞台に,路面電車の運転手として人々を目的地に送り届ける仕事に従事する。ちなみにAngel Shoresは,astragon Entertainmentの誇る人気バス運転シミュレータ「Bus Simulator 21 Next Stop」に登場した大都会だ。
かつて日本の多くの都市に路面電車が走っていたが,モータリゼーションの影響で数を減らしてきた。一方のヨーロッパでは,トラムの進化形と呼べるLRT(ライトレールトランジット)が公共交通の最適化や,高齢化対策,排出ガス削減などの切り札として見直されており,既存路線の延長や新規開業が相次いでいる。日本でも,2023年8月に宇都宮市で宇都宮ライトレールの運行が始まっており,路面電車の新規開業としては約75年ぶりになるという。
「Tram Simulator Urban Transit」には,コクピットまで詳細に描かれた,デザイン性の高い6種類のトラムと広大な線路網が用意されており,プレイヤーはトラムの操作をするだけでなく,街中に分散した停留所をつないで独自路線を作成したり,時刻表を作ったりできるという。運転だけでなく,経営者的な視点でもゲームが楽しめるというわけだ。
トラムの運転が初めてという人に向けては専用の運転学校ミッションがあり,Angel Shoresを走るうえで運転手が考慮すべきことが学べるという。これ以外,「ストーリーモード」には10以上のミッションが用意されており,走行中にはさまざまなアクシデントも発生する。乗客のチケットも確認できるということなので,おそらく無賃乗車をしようとする不届き者もいるはずだ。
行き交う車の走行に注意を払いながら安全運行を続ければ,会社は収益を挙げ,ネットワークはどんどん拡充されていくはず。もちろん,放漫な経営をすれば会社は破綻してしまうだろう。
最大4人が参加できるマルチプレイモードも実装されており,仲間と協力して日々の業務に励むことができる。
また,すべての路線と車両があらかじめアンロックされ,予算無制限でいろいろなことが試せる「サンドボックスモード」も用意されている。
「Tram Simulator Urban Transit」は,今回のPC版に続いてPS5版とXbox Series X|S版,PS4版,Xbox One版,そしてEpic Gamesストア専用のPC版が予定されており,発売は2024年春とのことだが,コンシューマ機版の日本展開については今のところ発表されていない。都市公共交通の現状と未来に興味のある人は,12月の発売を楽しみにしよう。
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