プレイレポート
[TGS2023]硬派なシステムはそのままに,多くのプレイヤーが楽しめる作品へ。「Escape from Tarkov: Arena」試遊レポート
「Escape from Tarkov: Arena」公式サイト
今回の試遊では,ブースに設置された10台のPCで行われる,5vs.5のチームデスマッチをプレイできた。マッチング後,まずはプリセットの購入という画面に。ここでは,さまざまな装備のプリセットから1つを選んで,ゲーム内通貨を使用して購入することになる。
この時の価格差は,装備のクオリティの差になっているとのことで,値段が高いプリセットほど,強い防具などを所持しているという。なお,試遊版では関係ないが,試合に勝つとプリセット購入で消費した通貨は戻ってくるそうだ。さらに,試合中の活躍によってはプラスアルファの報酬を得ることも可能だという。
試合が始まってまず感じたのは,操作感が「Escape from Tarkov」そのままなのに,新鮮な気持ちでプレイできるということだ。本作では,銃撃戦を前提に地形が調整されているので,対称的なエリアが多く,オリジナル版とは異なる立ち回りを楽しめる。そもそも筆者はオリジナル版では接敵を避けてプレイしがちだったので,銃撃戦がメインというだけで新鮮だ。
また,ダメージに関するシビアさも健在である。アーマーのある部分はある程度撃たれても耐えられるが,ヘッドショットを受けるとほぼ即死する。仮に運良く生き残ったとしても,回復アイテムの使用にかなりの時間を取られるため,周囲の安全を確保しなければならないし,たとえ安全な場所に退いたとしても,すぐ敵に近寄られてしまうかもしれない。
ステージは「Escape from Tarkov」にあったマップをモチーフにしたものが登場するそうだが,現実的なマップを意識したオリジナル版とは異なる,本作のプレイスタイルに合わせた,より戦略面の影響を受けやすいマップも用意するとのことだ。
このほか,今回の試遊で遊べるルールはチームデスマッチのみだが,2人ペア6組で対戦するモードや,AIと対戦するPvEモードなどを用意しているとのこと。
「Escape from Tarkov: Arena」は,高難度なイメージを持たれがちな「Escape from Tarkov」を,さまざまな人に触ってもらいたいという想いから開発された作品なのだという。硬派なゲームシステムといった“タルコフらしさ”は残しつつ,比較的カジュアルに対戦を楽しめる本作は,サバイバルが苦手でオリジナル版を避けていた人にも,ぜひ触れてみてほしい作品だ。もちろん,もともとオリジナル版で銃撃戦が好きだという人は,間違いなく楽しめるタイトルだろう。
「Escape from Tarkov: Arena」公式サイト
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