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[TGS2023]最強のカニを育成し,ヒトとして乗りこなせ。「カニノケンカ・ニ」試遊レポート
「カニノケンカ・ニ」公式サイト
本作は,異世界で最上の娯楽として君臨する格闘競技「ファイトクラブ」をテーマとするアクションゲームだ。ファイトクラブは,巨大な甲殻類同士が,相手を如何にひっくり返すかを競い合うもので,プレイヤーはファイトクラブに参加し,頂点を目指していく。
「神に知性と力を授かったカニが支配する地上で最強のカニを目指す」という前作に比べると,なんとも平和的で熱いストーリー……のような気がする。そしてなんといっても今作のポイントは,プレイヤーがヒトであり,カニに騎乗しカニをサポートする存在だということだろう。
キャリアモードでは,まずはじめに相棒となるカニを選択していく。カニにはそれぞれウェイトやタフネス,グリップなどのステータスが存在し,数値の違いがバトルスタイルに関わってくる模様。とりあえず名前に馴染みのある「ズワイガニ」を選択した。
次に,初期装備を選んでいく。カニはさまざまな装備を扱うことができるので,ソードやハルバートといった素直な武器はもちろん,ヨーヨーのような特殊な武器も用意されている。予備の枠に装備された武器は,試合中に取り出して使用できる。
準備ができたら,いよいよ試合へと出撃だ。カニの攻撃方法は,基本的に武器を振り回して相手にぶつけることだ。しかし,カニの両手にはそれぞれスタミナが設定されており,こちらの攻撃をガードされるとスタミナが減り,ゼロになると武器を落としてしまう。そんな時に出番となるのが,背中に騎乗しているヒトだ。いざという時はカニから降り,落としてしまった武器をカニのもとへと運んであげよう。
こうしてカニと協力しながら相手へのダメージを蓄積し,相手をひっくり返すことができれば勝利となる。ちなみに,カニから降りた状態で自らも闘いに参加できるが,ほぼ無力なので素直に騎乗しなおそう。
ひと試合終えると,報酬として3つの装備から好きなものを1つ選んで獲得できる。新たに手に入れた装備は,デフォルトの装備と入れ替えたり,予備の武器として持ち込んだりできる。
そして試遊でプレイできた最後のステージでは,全身が岩のような強敵「カニロック」が現れた。この闘いで役に立ったのが,ダメージを受けることで溜まる「カニゲージ」を使用して発動できる強化状態「ハイパーモード」だ。ハイパーモード中は10秒間よろけなくなるだけでなく,受けるダメージが半減され,通常はすぐに止まってしまうダッシュを継続させたり,空中を浮遊したりなんてこともできる。格段に強化された立ち回りを駆使して,一気にダメージを稼ごう。
なお,カニロック戦では,自分が操作するカニ以外にも,NPCのカニが味方として参戦していた。プレイヤーはNPCのカニに騎乗することもできるので,いざという時は利用しよう。実際,筆者はカニロック戦で,ズワイガニを力尽きさせてしまった(正確にはハイパーモードの浮遊で場外に吹っ飛んでしまった)のだが,味方にいたアカテガニに乗り換えることで,なんとかカニロックを撃破できた。
そして,カニロックを倒したところで試遊時間は終了に。今回の試遊はあくまでチュートリアルといった感じで,武器も基本的なものしか登場しなかった。しかし,カニノケンカで試合を左右するのは,武器だけではないようだ。
ゲームを進めていくと,カニゲージを消費して障害物を召喚したり,目からレーザーを発射したりできる「スペル」や,カニの動作をサポートしたり,画面の表示情報を増やしたりする「スキル」なども登場するそうだ。
また,今回はキャリアモードをプレイしたが,製品版では,オンラインで1対1の勝負をするランクマッチやカジュアルマッチ,ルールをカスタマイズして最大5人までで遊べるルームマッチなどが遊べるようになるという。
集団戦では,今回NPCのカニに乗り換えたように,味方のカニへ騎乗するといった戦法も取れるそうなので,味方と連携したさまざまなテクニックを生み出せそうだ。
「カニノケンカ・ニ」の正式リリース日はまだ発表されていないが,2023年冬にはアーリーアクセスが開始される予定だ。まだまだ奥が深そうな本作,最強のカニを育成し,甲殻類の頂点を目指したいというヒトは,ぜひプレイしてみてほしい。
「カニノケンカ・ニ」公式サイト
- 関連タイトル:
カニノケンカ・ニ Fight Crab 2
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