精霊と子犬の冒険を描くハートウォーミングな2DADV「Koira」，ストーリーを言葉ではなくサウンドで伝える試みを紹介する映像を公開

　DON'T NODは，2025年春にリリースを予定している2Dアドベンチャー「Koira」の開発を手がける，Studio TOLIMAのクリエイティブ・ディレクターであるベン・レガ（Ben Lega）氏と，作曲家のレジナルド・ノヴェ（Reginald Nowe）氏が，本作の音楽制作を解説する映像を公開した。

Steam「Koira」

　「Koira」は，主人公である精霊が，魔法の森で子犬を見つけ，パズルを解いたり，猟師を避けたりしながら，帰り道を探して冒険するアドベンチャーゲームだ。キャラクターはフラットな黒で描かれており，影絵のようなアートスタイルが特徴となっている。子犬に餌を与え，遊んであげるなど世話をし，友情を温めていくこともできる。


　本作の大きな特徴となるのが，セリフやテキスト，ナレーションがなく，すべてBGMやサウンド効果によってストーリーを表現している点だ。ノヴェ氏は，「静寂の時間をうまく使いながら，音楽を使ったストーリーテリングを効果的に作り上げている」と映像の中で語っている。


　言葉を利用しない「Koira」だが，新たな進展としてインタフェースが日本語など複数言語に対応した。老若男女問わず，誰もがほっこりできるようなゲームに仕上がっていくことに期待したいところ。Steamでは体験版が配信されているので，興味のある人は遊んでみるといいだろう。

「Koira」公式サイト