プレイレポート
[プレイレポ]宇宙を舞台にしたSFジュブナイルRPG「星のハルカ」インプレッション。宇宙船の墜落により偶然出会ったふたりの今後が気になる!
アトリエミミナは「ギタルマン」や「押忍! 闘え! 応援団」などの開発に携わった斉藤敦士氏によるゲームスタジオで,2020年にはアクションアドベンチャーゲーム「ジラフとアンニカ」をリリースしたことでも知られる。
5月にファーストトレイラーが公開された「星のハルカ」は,宇宙を舞台にした“SFジュブナイルRPG”だ。主人公のユウキと不思議な少女ミーヤが宇宙船に乗ってさまざまな星々を冒険する様子が描かれる。
アトリエミミナらしい可愛らしいグラフィックスが目を引く本作に触れてきたので,本稿で紹介していこう。
本作の物語は,ユウキの暮らす「スピカ村」に突如として宇宙船が不時着してきたことから始まる。船員の救助に慌てて向かったユウキは,そこで不思議な少女ミーヤとそのお供ロナードと出会う。ロナードによれば,ミーヤは言葉が通じない状態になっており,スピカ村の近くで採れる「星くずの実」を食べれば,彼女を治すことができるという。ユウキはミーヤを救うために「星くずの実」を採りに探索へ赴くことになる。
ゲームの基本的な流れは,マップに表示されたマーカーを頼りにフィールドを探索し,ていく。マップにはさまざまなオブジェクトが配置されており,調べるとユウキが反応してくれるものも多い。今回は15分という限られた試遊時間だったため,あまり探索できなかったが,温かみのあるグラフィックスで描かれた世界は隅々まで探索したくなる。
敵との戦闘は,アクション性のある半リアルタイムなバトルで繰り広げられる。攻撃ボタンで繰り出すと,ユウキがロックオンした敵を攻撃。敵の攻撃が来たらローリングで攻撃を回避しながら,戦っていく。
半リアルタイムと書いたのは,ゲージが一定数溜まるとコマンド画面に突入できることが理由で,コマンド画面からは「アイテム」の使用や「ムクムク」のサポート,強力な電撃攻撃を放つのに必要な「エネルギー」のリロードなどが行える。
イメージとしては「FINAL FANTASY VII REMAKE」に近いシステムで,リアルタイムのアクションと,コマンド画面で行える行動を使い分けて敵を攻略していくのだ。試遊時間は星くずの実を守っているメカタートルを倒したところで終了。ミーヤが元気になる姿を見られなかったのは残念だったが,ほかのプレイヤーを見ていてもボスを倒したところで終わっている人が多かったため,どうやらこの辺りで終わることを想定したデモ版のようだ。
ブースにいた斉藤氏によれば,アトリエミミナらしい作風の正統派なRPGに挑戦していたいという思いから「星のハルカ」のプロジェクトが始動したという。物語を進めていくとミーナも操作できるようになるため,ユウキとミーヤを切り替えながら戦うという戦略性も生まれてくるそうだ。
物語は全10話の構成で,ユウキとミーナはロケーションのまったく違う個性的な星々を旅することになるという。発売は2025年内を予定しており,現在の完成度は20%くらいだそう。旅を通じてユウキとミーナの仲がどのように深まっていくのか,想像を膨らませつつ完成を待ちたいところだ。
「星のハルカ」公式サイト
「BitSummit Let’s Go!!」特設サイト
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星のハルカ
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