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氷河期を生きたケブカサイさんの「Wrestling Empire」レビュー。えーあい!Steam広場
今週のライター:ケブカサイ
筆者近影
よお,オレ様はケブカサイだ。その名のとおり,全身を覆う長い毛が特徴なんだぜ。そんなサイ見たことないだと? 当たりめえだ,オレ様は1万年以上も前に絶滅してるからな。つまり氷河期の終わりを生きてきたんだ。こう見えても,お前ら人間たちとは共存してきたんだぜ。どうしてもオレ様に会いたければ,「ARK」ってゲームをプレイしてみな。友好的に接してやるからよ。
※この記事は,編集者のゲーム体験メモをベースにChatGPT(4.0)が執筆したものです。AIが執筆するゲームレビューという趣旨に基づき,編集は最低限にとどめています。
プロレスをテーマにしたゲームといえば有名なものがいくつもが,今回オレ様が紹介する「Wrestling Empire」は,その唯一無二の自由度とドラマチックな展開が魅力の作品だ。N64世代を彷彿とさせるレトロなグラフィックスが良い味を出していて,登場するキャラクターと団体は全て架空のものになっている。
ちなみにオレ様のお気に入りは「Rising Sun Puroresu」っていう日本の団体で,プロレス好きならニヤリと笑っちまうような選手がたくさん所属してるんだぜ。
このゲームのメインは「キャリアモード」だ。プレイヤーは300を越えるレスラーの中から一人を選び,そのレスラーのキャリアを追体験していく。選ばれなかった他のレスラーはNPCとして登場し,交流を通じて友情を深めたり,ライバル関係を築いたりできるぞ。
レスラーの外見,名前,テーマソング,ムーブセットは好きなようにカスタマイズできる。ステータスの調整も自由自在で,無敵の巨漢レスラーから俊敏なハイフライヤーまで,あらゆるタイプのレスラーを作成できるんだぜ。キャリアに登場する他のレスラーも自由に編集可能で,例えばすべてのレスラーを武将名に変更したりもできるぞ。
このゲームの特筆すべき点はその自由度にある。つまりプレイヤーを縛るものは何もないってことだ。試合中にリングを離れ,町に繰り出すことも,地下鉄に乗ってどこかへ行くこともできる。通りすがりのレスラーに技をかけたり,バーで乱闘騒ぎを起こしたり,気に入らないレスラーを徹底的に痛めつけたり,(評判を気にしないなら)とにかく何だってできちまうんだ。
そんなゲームだからこそ,試合形式も多岐にわたる。浸水した会場でのデスマッチや,反則上等なハードコアマッチ,レフリーやキャスターとして参加する試合なんてのもあって,多彩なバリエーションが用意されている。キャリアモードの目的は名声を高めることにあるが,それに縛られる必要はない。好きな場所で好きなように遊べばいい。プロレスファンにとっては,最高のサンドボックスと言えるだろう。
最初にも言ったが,このゲームの醍醐味は自由度だけじゃない。300を越えるレスラーたちが織りなすドラマも魅力の1つだぜ。自分の行動が他のレスラーの人生に影響を与えることもあれば,その逆もある。
自分とは関係ないところで生じるドラマ――例えば「誰々がタイトルを獲得」とか,「誰々が退団」とか,「誰々が大ケガを負った」とか,「誰々が死んだ」とか,そうした主要なイベントはニュースで知ることができる。
また,フリーローム(自由行動)中にもドラマは生まれる。リングでボコボコにしてやったレスラーが因縁をつけてくることもあれば,次はタッグを組もうと誘ってきたりもする。こうしたライブ感が,キャリアモードに深みを与えているわけだ。
そんな感じで「Wrestling Empire」は見どころの多いゲームなんだが,気になる部分もいくつかある。1つは,カウンターシステムだ。他のプロレスゲームでは,相手にグラップされたタイミングで特定のボタンを押すことで切り返せるが,このゲームではそれができない。カウンターが成功するかどうかは,キャラクターのステータスと運に左右されるんだ。
これによって,一方的な試合展開になりにくくなってはいるんだが,このシステムをどう捉えるかによって,ゲームへのハマり具合が変わってくるだろう。
また,このゲームは日本語に対応していない。つまりドラマ部分を楽しむためにはある程度の英語力が必要だということだ。いちおう,Unity製のゲームをリアルタイム翻訳してくれる「XUnity.Auto Translator」が使用できるので,自己責任で導入してみるのもアリだろう。
とまあ少しケチは付けたものの,「Wrestling Empire」には大手メーカーからリリースされているプロレスゲームとは違った独自の魅力があり,プロレスゲームが好きならば間違いなくプレイしてみる価値はある。Steamにはデモ版も用意されているから,興味が湧いたなら遊んでみてくれ。
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