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ボドゲ+カードが融合した「ゴールドラッシュバトラー」の“カードゲーム部分”を深堀り。自慢のデッキでコインを奪え!【PR】
MIXIが2023年7月4日にリリースを予定している「ゴールドラッシュバトラー」(iOS/Android 以下,ゴルバト)は,ボードゲームとカードゲームを組み合わせたようなルールで4人のプレイヤーが争う,新作スマホゲームだ。「モンスターストライク」(iOS/Android)のスピンオフタイトルではあるが,モンストを知らなくても,純粋にデジタルボードゲームとして楽しめる作品になっている。
触ってみると,ゲームの進行自体はシンプルなのだが,ボードゲーム+カードゲームということで要素が多く,覚えることが多い。前回は基本的な流れやルールなど,ボードゲームとしての大枠を解説したので,今回はカードゲーム的な部分について,詳しく掘り下げていこう。きちんと紹介していくので,文章ではややこしいと思うが,ひとまずサービス開始に向けてイメージをつかみつつ,遊べるようになったら改めてチェックしてもらうのもいいと思う。
ボドゲ+カードを組み合わせた,欲張りだけど楽しい「ゴールドラッシュバトラー」とは。7月4日のリリースに向けて,その大枠から紹介【PR】
MIXIは,スマホ向け新作タイトル「ゴールドラッシュバトラー」のリリースを2023年7月4日に予定している。ボードゲームとカードゲームを組み合わせたような仕組みで,30枚のデッキを組んで4人で陣取り&コインの争奪戦を繰り広げるゲームだ。要素の多いゲームなので,サービス開始に向けてじっくり紹介していこう。まずは大枠からだ。
モンスターカードとワイルドカードで30枚のデッキを組む
ゴルバトの試合には,手持ちのカードから30枚のデッキを作って参加する。同じカードは3枚までデッキに入れられ,カードの入手は主にカードパックの購入で行う。
カードパックは1パック6枚入り。レアリティは高いほうから順にUR,SSR,SR,Cで,排出率は順に1.5%,6%,25%,67.5%となっている。カードパックの購入には,有償ポイントのオーブ,もしくはゲームプレイで手に入るチケットやゴールドが必要だ。
また,不要なカードを分解して「フラグメント」に変え,これを消費することで指定したカードを直接入手する仕組みも用意されている。
カードによっては,通常版のほかにイラストに演出がついた「アニメーション」「ゴージャス」「アニメーションゴージャス」といったバリエーションも用意されている。
ゴルバトのカードは,「モンスターカード」と「ワイルドカード」の2種類に大別される。どちらを何枚以上デッキに入れなければいけないという決まりはないので,どういったバランスで入れるかは戦略次第だが,デッキの「リーダー」としてモンスターカード1枚を登録するのは必須だ。リーダーは,自動で初期配置のマスを占領するモンスターとなるので,戦略上の軸になると言える。
■モンスターカード
モンスターカードは,読んで字のごとくモンスターが描かれたカードで,ゴルバトにおいては主に盤面のマスの占領と,マスからマスへの戦闘を担当する。戦闘で勝利して,相手からマスを奪うには,もちろんモンスターの攻撃力やHPを考慮しなければならないし,占領したマスに相手プレイヤーが止まった時の通行料の金額もモンスターによって決まるので,「どこにどのモンスターを置くか」というのは非常に重要だ。
モンスターに設定されている能力を細かく見ていこう。まず注目したいのが,左上に描かれたアイコンだ。これはモンスターのタイプを示しており,ゴルバトのモンスターは「戦闘型」「収益型」「バランス型」の3タイプに分かれている。
戦闘型はその名のとおり,攻撃力などが高く戦闘が得意なタイプ。強力な戦闘型を配置すると,その周囲は相手プレイヤーがモンスターを配置しづらい(=占領しても維持しづらい)マスとなるので,自分にとって安全地帯を作りやすい。
収益型は,戦闘が苦手な代わりに,相手プレイヤーが止まった時の通行料が高いタイプとなる。守ってあげないとすぐに倒されてしまうが,そのぶん通行料が発生したときのリターンは非常に大きい。「いかに強力な収益型を盤面に出して,相手を止まらせるか」が,デッキ構築の要と言っても過言ではないだろう。
バランス型は,戦闘能力と通行料がどちらもほどほどに高いタイプだ。
戦闘用のパラメータとなるのが,まずは「攻撃力」と「HP」。これはとくに説明は不要だろう。次に重要なのが「スピード」だ。本作のモンスターには,超速,速,遅の順でスピードが定められている。戦闘が発生すると,スピードの高いモンスターから攻撃するので,これが低いと「攻撃力は高くても一方的に倒される」なんて事態になる。
また,各モンスターには「射程」が定められており,これによって「そもそも攻撃を仕掛けられるか」を判定する。攻撃できるのは,そのモンスターが配置されたマスから,射程1ごとに1マスというルールになっている。射程1のモンスターなら,隣り合ったマスにしか攻撃を仕掛けられないし,射程が3あれば広範囲を見られるというわけだ。
ゴルバトの戦闘は,相手を倒せればそのモンスターを追い出してマスを占領できるうえに,与えたダメージに応じてコインまでもらえるので,仕掛けるチャンスは多ければ多いほどお得だ。射程が長いモンスターは,そのぶん戦闘を仕掛けやすいし,何より戦闘型ならその射程内が「相手が占領しづらいマス」になってくれるので,非常に頼もしい。
なお,射程はあくまで攻撃を仕掛けるときに参照するものであって,戦闘が始まってしまえば射程に関係なくスピードの速いほうから攻撃するので,注意が必要だ。
戦闘ルールを無視した特殊な攻撃方法として用意されているのが,マイデッキマス(試合開始時にデッキ内のモンスターが自動で配置される占領しやすいマス)のモンスター限定で行える「オラゴニックアタック」だ。これは,試合中2回だけ使える攻撃方法で,特定の1マスを選択して戦闘を開始するのではなく,「進行方向2マスの敵に1000のダメージ」など,盤面上で一方的にダメージを与えられる必殺技的な立ち位置となっている。ダメージを与えるということは,敵を巻き込むほどコインが稼げるということでもあり,反撃も受けないので非常に強力だ。この効果範囲やダメージも,カードによってまったく異なっており,どこにどのモンスターを配置するかが悩ましい。
各モンスターは,さまざまなアビリティも所持している。戦闘が得意なモンスターなら,「戦闘終了後に自身のHPを1000回復」や「戦闘を終えると自身のレベルを1上げる」といった,かなり派手なアビリティを持っていることもあるし,収益型なら厳しい発動条件を満たすことで「占領者以外のプレイヤーはこのマスで強制的に止まる」なんてエグい効果が発動することもある。アビリティのタブに記載されているため,カードの表面を見るだけでは分からない,重要な効果が書かれている項目なので,じっくりチェックしておきたい。
モンスターはカードの色を見ると,属性も分かる。ゴルバトに登場する属性は火,水,木,光,闇の5種類。火,水,木は3すくみの関係で,火は木に強く,木は水に強く,水は火に強い。光と闇はお互いに対して強い。弱点属性への攻撃は補正がかかる仕組みだ。単純な属性の相性だけでなく,アビリティで特定の属性からのダメージを軽減するなど,明確に得意な属性が決まっているカードもある。
モンスターカードは,「どきどきの実」というアイテムを使って強化することもできる。どきどきの実は,攻撃力やHP,収入を上げたり,コストを下げたりなど,選んだ実によってカードごとに強化が可能だ。どのカードにどの実を使うかは,プレイヤーごとの戦略によって変わってくるだろう。
モンスターカードの使い方は,まずは試合開始時のマイデッキマスへの自動配置。これはリーダー+デッキ内のモンスターがランダムで配置される(配置される数はステージによる)。となると,「モンスターカードを少なめにしておけば,狙ったモンスターが盤面に出てきて有利じゃない?」と思うかもしれないが,もちろん初期配置されず手札にきたモンスターカードにも使い道がある。
1つが,占領しているマスのモンスターとの入れ替えだ。マイデッキマス以外の占領マスに登場するモンスターは,ほかのプレイヤーのデッキからランダムとなるので,自分のデッキの戦略に合った能力を持っているとは限らない。これを手札のモンスターと入れ替えることで,“勝ち筋”となるコンボが狙えるし,入れ替えるとレベルも1上がるのでお得だ。
もう1つの使い方が,戦闘の援護だ。戦闘を仕掛けるときに,手札のモンスターカードを1枚消費することで,その攻撃力を加算できるので,相手を倒したいけど攻撃力が足りないというときは,これで強引に撃破できる。
■ワイルドカード
ゴルバトにおいて,モンスターカード以外のカードはすべてワイルドカードに分類される。ワイルドカードとは何か,ざっくり言ってしまえば,あらゆる行動をサポートしてくれる補助カードだ。
通常のルーレットでは12歩までしか出ない移動を1度だけ18歩に固定したり,あるいはスタートマスや誰にも占領されていないマスまで移動したりといった移動補助。指定したモンスターにダメージを与えたり,ほかのプレイヤーからコインを奪ったりといった直接的な攻撃。HPや攻撃力,射程などを増加させるバフ。ほかにも,カードを引いたり,貴重なリソースのオラゴンコインを増やしたり,マスにギミックを増やしたりと,さまざまな効果を持っている。
中には,指定した2つのマスを交換する,相手プレイヤーの占領しているマスを奪う,相手プレイヤー全員の次のルーレット結果を強制的に1にするなど,かなり派手な効果もあり,1枚使うだけで大きく戦局が動きかねないほど強力だ。レベルが最大まで上がって手が付けられなくなった戦闘型モンスターでさえ,ワイルドカードであっさり除去できたりする。
ワイルドカードは1ターンに1枚使用でき,そのコストとしてコインやオラゴンコインを消費する。また,モンスターカードと同様にワイルドカードにも属性が付与されていることがある。特定の属性のワイルドカードは,占領マスが使用条件に含まれており,例えば「火のモンスターが占領マス2つに配置されている」といった条件を満たさないと使えない。
火属性であれば,モンスターに直接ダメージを与えるワイルドカードが多いなど,ある程度,属性によって方向性が決まっている。「相手はこの属性のデッキだから,このカードを使ってくるかも」といった読み合いも発生しそうだ。
デッキ編成に悩むカードゲーム要素がしっかり盛り込まれたボードゲーム
以上,ゴルバトに登場するカードがどのようなものかを紹介してきたが,なんとなく「ちゃんとカードゲームとしてモンスター同士が戦闘を行うんだな」というのは伝わっただろうか。ゴルバトは,さまざまな能力を持ったモンスターを盤面で展開して陣取り合戦を行うので,試合に勝つにはデッキ編成を練ることが非常に重要だ。運だけで勝てるゲームではなく,カードを集めて自分のデッキを組むカードゲーム的な楽しみは,しっかりと味わえるだろう。
さて,2回の記事でボードゲーム部分とカードゲーム部分,どちらも解説してきたので,お次はより実践的な内容に移ろう。次回はデッキの軸になりそうな強力なカードを具体的に紹介しつつ,「このカードならこういった戦略が考えられそう」といったデッキ編成のヒントをお伝えしてみたい。
「ゴールドラッシュバトラー」公式サイト
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