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ゲーム会社を運営するゲーム「Mad Games Tycoon 2」,ついに製品版へ移行。ヒット作を生み出して業界の頂点に立とう
「Mad Games Tycoon 2」公式サイト
2021年1月にアーリーアクセス版の配信が始まった「Mad Games Tycoon 2」は,タイトルからも分かるように,2016年に発売されて評判になった「Mad Games Tycoon」の待望の続編だ。いわゆる「タイクーンもの」と呼ばれる経営シムなのだが,テーマになっているのはゲーム業界だ。
プレイヤーは,1976年から2020年までの任意のタイミングで小さなゲームスタジオを立ち上げ,優秀な開発者たちを集め,オフィスを拡張しつつ,会社の規模を拡大していく。ちなみに,1976年はフェアチャイルドの家庭用ゲーム機,Fairchild Channel Fが発売された年で,同機は史上初めて,ゲーム本体を収めた交換可能なROMカートリッジを採用したゲームハードとして認知されている。
ゲーム業界は知識集約型産業で,原材料や工作機械を購入したり,店舗を広げたりする必要はない。そのため,集めた開発者たちがいかに快適に仕事ができるかが重要になり,オフィスにラウンジやバスルームなどを用意してあげよう。
基本プレイ料金無料タイトルやMMO,スマホアプリ,アーケードゲーム,拡張パック,GOTY(Game of the Year)エディション,低予算ゲーム,レトロゲーム,続編,リマスター版,移植作など,さまざまなタイプのゲーム制作が可能だ。ゲームエンジンを開発して,そのライセンスを供与するといったこともできる。ゲームエンジンのライセンス購入も可能で,最新技術のフォローアップは重要だ。作ったゲームがメディアのレビュアーにボロクソに言われる,なんてことも起きる。
うまくヒットが出れば,そのIPを成長させ,世界中のゲーマーが発売日を指折り数えて待つようなシリーズに仕上げよう。フランチャイズを商品化して副収入を得られるし,休眠したIPを他社に売ったり,人気IPを購入したりもできるという。
人気小説や映画,スポーツなどの権利を購入してゲームを制作すれば,広い層にアピールできるだろう。……と,なんだかゲームの話をしているのか,本物のゲーム業界のことを書いているのか分からなくなってきたが,このように,本作ではできることが非常に多く,それぞれが現実に即している。パブリッシャやデベロッパの,日々のマネジメントを実際に行っているような気分になれるはずだ。
「これって,あそこのことでしょ」というネーミングの競合他社が最大100社も登場するとのことで,ゲーム業界に詳しいほど,ニヤリとできるだろう。市場で優位に立てば,企業買収も可能だ。
最大4人のプレイヤーによる協力・対戦モードをサポートしているほか,複数の難度オプションが用意されているという「Mad Games Tycoon 2」。Steamのユーザーレビューは「非常に好評」で,日本語にも対応しているので,ゲーム会社を運営するゲームに興味のある人はぜひ試してほしい。
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Mad Games Tycoon 2
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