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家を建てたりパブで酔っ払ったりするライフシム「Landlord's Super」,製品版への移行を発表。発売記念のセールを実施中
「Landlord's Super」公式サイト
2020年5月にアーリーアクセス版が公開された「Landlord's Super」は,1980年代のイギリスの架空の町ウエスト・バークランズ(West Berklands)を舞台にした一人称視点のゲームだ。1980年代のイギリスは労働市場の二極分化が進み,失業者が増え,低賃金の非正規労働者が増加したという。ウエスト・バークランズも例外ではなく,失業率は高い。
プレイヤーは無一文からスタートし,アルバイトでお金を貯め,道具や資材を手に入れて,ローンを組んで購入したボロボロの家をリフォームしていく。ライフシムに建築要素をミックスしたような作品で,建築シムとしては,かなり細かく作りこまれている。ミキサーを買ってセメントをこね合わせ,足場を組んで高いところに上り,レンガを積んで漆喰を塗り,壁を作っていくという。
ウェスト・バークランズには昼夜の概念があり,さらに天気や季節も変化する。雨が降る中で仕事をするのは危険なので,そういうときにはパブに行き,酔っ払って,さまざまなキャラクターと交流し,ミッションを請け負ったりするのが良さそうだ。パブには疲労回復の効果もあるが,酔いに任せて粗相をし,警察の厄介になったりすることもあるようだ。尊い労働を重ねて,貧困からの脱出を目指そう。
今のところ日本語には対応していないが,凝ったことに,アメリカ英語のほかにイギリス英語でプレイできるとのこと。昔のカラーテレビのような,ちょっとにじんだグラフィックスはプリミティブな雰囲気だが,長いアーリーアクセス期間中,プレイヤーのフィードバックを受けて改良を重ねてきた作品だけに,ゲームの評価は非常に良好だ。気になる人は試してほしい。
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Landlord's Super
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