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ソウルライクなフォーマットにスタイリッシュアクションを組み合わせた気持ちよさ。「Phantom Blade Zero」のPS5用デモを録画してきた[BW2024]
「Phantom Blade Zero」公式サイト
二次元好きに向けたBiliBili Worldなだけに,このような暗くてリアルなアクションゲームの出展は数少ない。また,中国市場が対象であるだけに,家庭用ゲーム機での出展も珍しいのだが,会場ではPlayStation 5でのプレイが可能だった。
6月の「Summer Game Fest」以降,世界のさまざまなイベントに出展していくようだが,今回はプレイ動画を録画させてもらえたので,そちらを掲載しつつ,本作を紹介していこう。なお,プレイには英語版デモを使用した。
さて,本作はアジアンな舞台に錆びついた工業施設を組み合わせた“カンフーパンク”な世界観で展開されるスタイリッシュなアクションゲームだ。濡れ衣を着せられ,一度は瀕死の身となったエリート暗殺者の「ソウル」は,限られた時間の中で復讐を果たすため,戦いに身を投じることになる。
アクションの基本的なフォーマットとしては,ソウルライク……というか,「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE」ライクだ。高性能なガードを軸に,攻撃でお互いのゲージを削り合い,その最中でジャストガードを決められれば大きなリターンを得られる,といった具合。
ガードのアクションは本当に強く,ゲージがある限り大半の攻撃を無傷で凌いでくれるが,ただガードしているだけではあっという間にゲージが尽きる。しかし,敵が青く光って繰り出す特殊な攻撃をジャストガードすればパリィが発生し,攻撃のチャンスがまわってくるうえにゲージも回復するのだ。
逆に言えば,パリィを発生させられないとお話にならない。
ジャスト回避の要素もあり,敵が赤く光る特殊な攻撃はガードが効かないが,当たる直前に回避することでパリィのような効果が得られる。
こうした説明をすると,「パリィメインの死にゲーなの?」と思われるかもしれないが,実は違う。そもそも,フォーマットが死にゲーなだけで,もっとカジュアルに遊べるアクションという印象だ。パリィの受付時間は長めに感じるし,攻撃をキャンセルしてガードや回避に移行するのも一瞬なので,敵の攻撃は防ぎやすい。
一方,こちらの攻撃にはさまざまな手段が用意されていて,ボタン連打で簡単にコンボも出せる。
そのあたり,会場でプロデューサーのLiang Qiwei氏に話を聞いたところ,やはり本作は死にゲーではない様子だ。できるだけプレイしやすいアクションを目指していて,「最近,私もELDEN RINGのDLCを遊んでいて,1つのボスで50回とか死んでますが,本作はそういうゲームではありません。死んだとしても,数回で突破できると思います」とのことだ。
そもそも,本作は主人公が性能的に強く,ソウルライクなフォーマットにした「デビル・メイ・クライ」のようなイメージだと説明した。確かに,攻撃も高速で爽快。筆者のプレイ動画でも死んでおらず,初見でカッコイイ剣戟が楽しめているので,説得力はあると思う。
また,休憩ポイントを使った場合も,敵が復活しないという。
本作は今後,世界各地のゲームイベントに出展する予定で,その中には東京ゲームショウ2024も含まれている(関連記事)。近いうちに,日本でもプレイできる機会が来るだろう。
「BiliBili World 2024」公式サイト
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