東京ゲームショウ2023のインディーゲームコーナーに,
「ビビッドナイト」などで知られるアソビズムの新作
「ShapeHero Factory」が出展されていた。本作は,できるだけ効率よく目的の物を生産する
工場ゲー,ランダム要素を取捨選択して自身を強化する
ローグライト,そして,迫りくる敵に対する最適な防衛手段を考える
タワーディフェンスと,3種類の要素を楽しめる,やり込みゲー好きにはたまらない作品だ。
試遊版でチュートリアルとゲームの序盤がプレイできたので,その内容をお届けしよう。
本作のプレイヤーは,主に工場の建設を担当する。工場からは,敵を撃退するためのヒーローが生産されるので,敵が攻めてくるまでの時間で,いかに効率化するのかがポイントだ。
ヒーローは
,「モチーフ」と呼ばれる図形の組み合わせで生産される。例えば,最初に生産できる3種のヒーローのうち,
「ヒト」は◯と△,
「妖精」は◯と□,
「ロボ」は□と△,といった具合だ。
ヒーロー「ヒト」を生産するライン
![画像集 No.003のサムネイル画像 / [TGS2023]工場にローグライトにタワーディフェンスも! やり込みゲー好きにはたまらない「ShapeHero Factory」試遊レポート](/games/707/G070704/20230924047/TN/003.jpg) |
ただし,素材となるモチーフは,好きなものを自由に使えるわけではない。マップに配置されている
「ヴィネット」というオブジェに,
「モーチーフメーカー」という設備を接続することで,それぞれのヴェネットに対応したモチーフが生産されるのだが,ヴェネットに接続できるモチーフメーカーの数は決まっている。限られた素材をどう運用するのかは,しっかり考える必要がある。
生産されるモチーフは,ヴィネットの形状からある程度判断できる
![画像集 No.004のサムネイル画像 / [TGS2023]工場にローグライトにタワーディフェンスも! やり込みゲー好きにはたまらない「ShapeHero Factory」試遊レポート](/games/707/G070704/20230924047/TN/004.jpg) |
生産したモチーフは,組み合わせなければヒーローにはならない。ここで必要になるのが
「キャンバス」という設備だ。ヴィネットで生産された2種類のモチーフをラインで運び,キャンバスに接続すると,初めてヒーローが生産されるわけだ。
今回の試遊では登場しなかったが,モチーフ同士を組み合わせるモチーフや,ヒーローそのものを素材とするヒーローも存在するようだ
![画像集 No.005のサムネイル画像 / [TGS2023]工場にローグライトにタワーディフェンスも! やり込みゲー好きにはたまらない「ShapeHero Factory」試遊レポート](/games/707/G070704/20230924047/TN/005.jpg) |
ヒーローは,最初から配置されてる魔法陣型の設備「ゲート」へ運ぶことで,戦場に送れる
![画像集 No.006のサムネイル画像 / [TGS2023]工場にローグライトにタワーディフェンスも! やり込みゲー好きにはたまらない「ShapeHero Factory」試遊レポート](/games/707/G070704/20230924047/TN/006.jpg) |
上部に表示された「NEXT WAVE」の残り時間が切れたら,いよいよタワーディフェンスの開始だ
![画像集 No.007のサムネイル画像 / [TGS2023]工場にローグライトにタワーディフェンスも! やり込みゲー好きにはたまらない「ShapeHero Factory」試遊レポート](/games/707/G070704/20230924047/TN/007.jpg) |
敵の攻撃が始まると,中央のゲートから出現したヒーローが,それぞれの特徴に合わせて敵を迎撃してくれる。先ほど紹介した3種類でいえば,「ヒト」は最も近い敵に単独攻撃を,「妖精」はランダムな敵目がけて貫通攻撃を,「ロボ」はランダムな敵に向かって範囲攻撃を行ってくれる。
今回は序盤だけだったので,ヒーローの特徴をあまり活かすことができなかったが,ゲームが進むにつれ最適なヒーローを選ぶ必要が出てきそうだ。
序盤は敵が少ないので楽勝だ
![画像集 No.008のサムネイル画像 / [TGS2023]工場にローグライトにタワーディフェンスも! やり込みゲー好きにはたまらない「ShapeHero Factory」試遊レポート](/games/707/G070704/20230924047/TN/008.jpg) |
妖精と同じ“精霊族”に属する「ハーピー」は,ゲートの周囲で範囲攻撃を行ってくれる。同じ種族でもヒーローによって特徴は大きく異なるようだ
![画像集 No.009のサムネイル画像 / [TGS2023]工場にローグライトにタワーディフェンスも! やり込みゲー好きにはたまらない「ShapeHero Factory」試遊レポート](/games/707/G070704/20230924047/TN/009.jpg) |
制限時間いっぱいゲートを守り切ったら,プレイヤーの勝利だ。ここで,本作最後の特徴,ローグライト要素が登場する。ウェーブを1つクリアするごとに,プレイヤーは分かれ道から1つのルートを選択する。分かれ道の先にはさまざまな報酬やショップなどがあり,自身の強化を行ったり,さまざまなイベントに出会ったりすることができる。
例えば,
「ヒーローレシピ」のルートを選んだ場合,3つのヒーローレシピの中から1つを獲得できる。新しいヒーローを選択すればシンプルに戦術の幅が広がるし,すでに所有するレシピを選択すれば,選んだヒーローのアビリティが開放・強化される。
レシピによるアビリティの開放は3回まで行える
![画像集 No.011のサムネイル画像 / [TGS2023]工場にローグライトにタワーディフェンスも! やり込みゲー好きにはたまらない「ShapeHero Factory」試遊レポート](/games/707/G070704/20230924047/TN/011.jpg) |
ただし,ヒーローの新たなアビリティを発動させるには,
「ウェーブ開始までに150体生産」などのノルマを達成しなければならない。生産速度が足りていない場合,新しいヒーローを選択するのが無難だ。
ノルマは左上に常に達成状況が表示される
![画像集 No.012のサムネイル画像 / [TGS2023]工場にローグライトにタワーディフェンスも! やり込みゲー好きにはたまらない「ShapeHero Factory」試遊レポート](/games/707/G070704/20230924047/TN/012.jpg) |
ルートの選択後,再び工場の設備を整えて次のウェーブに備える,というのが本作の主な流れだ。今回は試遊版だったこともあり,さわりの部分しか遊べなかったが,使用していない設備はまだまだあるし,プレイ中に溜まる
「研究ポイント」を使って,新たな設備や機能をアンロックできるようだ。
まだまだやりこみ要素がありそう
![画像集 No.013のサムネイル画像 / [TGS2023]工場にローグライトにタワーディフェンスも! やり込みゲー好きにはたまらない「ShapeHero Factory」試遊レポート](/games/707/G070704/20230924047/TN/013.jpg) |
操作はいつでも確認できる。困ったら活用しよう
![画像集 No.014のサムネイル画像 / [TGS2023]工場にローグライトにタワーディフェンスも! やり込みゲー好きにはたまらない「ShapeHero Factory」試遊レポート](/games/707/G070704/20230924047/TN/014.jpg) |
「ShapeHero Factory」は2024年のリリースが予定されており,現在,
Steamのストアページが公開されている。やり込みゲーのよくばりセットのような本作に興味がある人は,ウィッシュリストに登録して続報をチェックしよう。
ゲームが進むとこんな派手な画面になるという
![画像集 No.015のサムネイル画像 / [TGS2023]工場にローグライトにタワーディフェンスも! やり込みゲー好きにはたまらない「ShapeHero Factory」試遊レポート](/games/707/G070704/20230924047/TN/015.jpg) |