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クトゥルフ系の恋愛シム「Sucker for Love: Date to Die For」,発売が2024年のバレンタインデーに決定
「Sucker for Love: Date to Die For」公式サイト
5月7日に掲載した記事でお伝えしたように,「Sucker for Love: Date to Die For」は,H.P.ラヴクラフト氏が1936年に上梓した小説,「インスマスの影」をゆるく翻案して恋愛シミュレーション(デートシム)と合体させ,ジャパニーズアニメで味つけしたようなタイトルで,2022年にリリースされて,その無理やりな設定が大好評を博した「Sucker for Love: First Date」の続編だ。物語としては前作とあまり深いつながりはなく,本作からプレイを始めても問題ないという。
主人公となるのはスターダスト(Stardust)という名前の女性で,死んだはずの両親からの手紙を受けて故郷のサクラメン町(Sacramen-Cho)に帰ったところ,町を占拠したカルト教団に捕らえられてしまう。そこでスターダストは,カルト教団の魔導書を開き,黒ヤギのロクザン(Rhok'zan)を召喚し,町からの脱出を試みるという物語が展開する。ちなみにロクザンは,クトゥルフ神話に登場する“千匹の子を孕む森の黒山羊”ことシュブ=ニグラスのパロディだそうだ。
かくして,スターダストと異界のさまざまな名状しがたいクリーチャーたちとの恋愛ドラマが繰り広げられるわけで,ジャンルとしては,マルチエンディングのビジュアルノベルといった趣だ。
ここまでやっておいて日本語に対応していないのが残念だが,来年のバレンタインデーの発売を楽しみにしてほしい。なお,Steamのストアページではデモ版も公開されている。
- 関連タイトル:
Sucker for Love: Date to Die For
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