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クトゥルフ系の恋愛シム「Sucker for Love: Date to Die For」,Steamでデモ版を公開中
2022年1月にリリースされ,Steamのユーザーレビューで「圧倒的に好評」を獲得した「Sucker for Love: First Date」の続編となる本作は,H.P.ラヴクラフト氏が1936年に発表した恐怖小説「インスマウスの影」(Shadow over Innsmouth)をモチーフにした恋愛シミュレーションだ。前作同様,クトゥルフをはじめ,人間が目にしただけで狂気に陥ってしまう旧支配者たちが美少女化されて登場する。
デベロッパのAkabakaは,アーティストで個人ゲーム開発者でもあるJoseph Hunter氏の活動名称で,「Sucker for Love: First Date」の原型となった「Sucker for Love」は,DreadXPが展開中のミニホラーゲーム集「Dread X Collection 2」のために10日間で制作されたという(外部リンク)。
以前公開されたアナウンストレイラーでは,電波ソングを意識したような楽曲に加えて手描き風のアニメシーンが確認でき,ほぼ完全に日本語トレイラーという雰囲気だが,ゲーム本編は日本語をサポートしていないという驚きの展開だ。したがって,映像に出てくる日本語タイトル「恋する吸盤! 死ぬデート」もフェイクだと思われ,つまり,アニメやゲームなど,日本のカルチャーが好きな海外ゲーマー向けのタイトルという,少々ややこしいゲームとなる。
新たな主人公として登場するスターダストは,故郷のサクラメン町(Sacramen-Cho)で起きている奇妙な失踪事件を調査しているうち,カルト教団に捕らえられ,脱出のため,カルト教団が持っていた魔導書で黒いヤギ,ロクサーン(Rhok’zan)を召喚して戦っていく。
前作は,恋愛ゲームと銘打ちつつ恋愛要素少なめのホラーゲームといった批判もあったようだが,果たして本作はどんな内容になっているのだろうか。
公開されたデモ版は,ゲームの序盤約20分がプレイ可能だ。英語のみなのでプレイのハードルはやや高いが,日本人プレイヤーが増えればローカライズを検討してもらえるかもしれないので,気になる人は挑戦してほしい。なお,前作「Sucker for Love: First Date」は現在,Steamのストアページで33%オフのセールが実施されている。セール期間は5月12日までとのことだ。
- 関連タイトル:
Sucker for Love: Date to Die For
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