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Tencent,新作ファンタジーMMORPG「Tarisland」のグローバル展開を発表。公式サイトをオープン
「Tarisland」公式サイト
「Tarisland」の制作が発表されたのは,2023年1月のこと。これは,Blizzard EntertainmentとNetEaseとのライセンス契約期間が終了し,新たな契約が合意に至らなかったため,「World of Warcraft」や「ハースストーン」「オーバーウォッチ」などのタイトルが中国国内でのサービスを終了した時期と重なる(関連記事)。
「Tarisland」は,ファンタジー世界を舞台にしたクラスベースのMMORPGだが,制作発表時に公開されたトレイラーが「World of Warcraft」と似ていたため,本作をサービス終了による空白を埋めるために作られる“WoWクローン”だとする海外メディアも少なくない。
特徴的なアートスタイルが似ており,クラスの多くが同一で,ドラゴンに騎乗するシステムも備えているというのが主な理由として挙げられている。Blizzard Entertainmentの創設者の1人で,2016年に退社したChris Metzen氏は,フォロワーの質問に答える形で,「非常に見慣れたもの」だと自身のTwitterアカウントで述べている。もっとも,“WoWクローン”だとしても,この作品が初めてというわけではない。当初は中国のみのサービスだと思われていた「Tarisland」だが,このたび,グローバル展開が発表されたというわけだ。
公式サイトによれば,「Tarisland」の対応プラットフォームはPCおよびiOS,Androidで,クロスサーバー&クロスプラットフォームに対応する。新しいシーズンが始まるごとにプレイヤー間のギャップが埋められ,全員が同じスタートラインに立つというシステムが採用されており,新規プレイヤーも参加しやすいという。Welcome to the Tarisland! We are thrilled to finally meet you all!?
— Tarisland (@Taris_Official) April 19, 2023
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Pay-to-Winにはしないことも宣言されており,ショップで高性能な武器や攻撃力を高めるアイテムが売られることもない。レンジャー,パラディン,ウォリアーなど,現段階で7つのクラスが発表されており,種族としてはエルフとヒューマン,そしてスノーライオン(Snowlion)があるようだ。
日本語ローカライズについては発表されていないが,気になる人は公式サイトにサインアップして,続報をチェックしてほしい。