「ARK: Survival Evolved」のリメイク版「ARK: Survival Ascended」のコンテンツ，ファンの要望を受けて大幅に変更

　Studio Wildcardは，「Unreal Engine 5」を利用したリメイク版「ARK: Survival Ascended」（PC / PS5 / Xbox Series X|S）のビジネスモデルを変更すると発表した。

「ARK: Survival Ascended」公式サイト

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　4月1日に掲載した記事でお伝えしたように，「ARK: Survival Ascended」は，Unreal Engine 5の新機能である仮想化マイクロポリゴンジオメトリシステムのNaniteや，グローバルイルミネーションのLumen，さらにダイナミックウォーター効果やインタラクティブなフォリッジなどを使用して，「ARK: Survival Evolved」のグラフィックスをリマスターしたもの。クロスプラットフォームMODのサポートなどにも対応したうえで，ベースとなる「The Island」に，拡張パック「Scorched Earth」とバトルロイヤルモード「Survival of the Fittest」を同梱し，2023年8月にリリースすることをアナウンスしていた。


　また，2024年末のリリースが新たに発表された続編「ARK II」（PC / Xbox Series X|S）の所有権と先行アクセス権を同梱したバンドルパック「ARK: Respawned Bundle」をPCとXbox Series X|S向けに49.99ドルで販売し，これとは別に，そのほかのDLCを別途販売することも発表されていたが，Studio Wildcardが行った新たな発表によれば，「ARK: Respawned Bundle」の販売は中止するという。

　発表によれば，「ARK: Survival Ascended」は，PCおよびPlayStation 5，Xbox Series X|S向けに59.99ドルでリリースする（Xbox Series X|S版は時限独占になる模様）スタンドアロンのパッケージになり，以下のコンテンツが含まれる。追ってリリースされるDLCも，別売ではないとのこと。

• 「The Island」 (ローンチ時同梱)
• 「Survival of the Fittest」 (ローンチ時同梱)
• 「Scorched Earth」（ ローンチ時同梱)
• 「Aberration」 (2023年第4四半期)
• 「Extinction」 (2024年第1四半期)
• 「Genesis Part 1」 (2024年第1四半期)
• 「Genesis Part 2」 (2024年第2四半期)
• 「Fjordur」「 Ragnarok」「The Center」「Lost Island」「Valguero」，そして「Crystal Isles」は2024年中。

　「ARK: Survival Ascended」の詳細についても発表されており，以下のような機能や改善点が発売時に施される予定だ。

• ダイナミックナビゲーションメッシュとクリーチャーのパスファイディングの大きな修正 (AI によるパスファイディング機能に変更)
• フォトモード
• Nvidia DLSS
• 恐竜/赤ちゃんのマネージメントシステムの修正とQOL（ゲーム体験）の向上
• 野生赤ちゃんの追加
• スナップポイントの改善（新しいスナップ，ロジックの改善）
• キャラクター作成とカスタマイズの改善
• クロスプラットフォームのマルチプレイヤー対応と完全なブループリントのモディング

　「ARK: Survival Ascended」は，新しいハードウェアへの移行による「ゲームの長寿化」を目指した改善が大きな特徴になるが，これまでの「ARK: Survival Evolved」については，「ARK: Survival Ascended」リリース後の8月31日を以てサービスを終了することが発表されている。正式サービス開始8周年となる6月に，ファン投票で選ばれた古代蛾「Rhyniognatha」が登場する予定で，これが最後のアップデートになるという。


　これについてStudio Wildcardは「公式ネットワークの利用者は，自分たちの拠点や，手懐けたクリーチャーたち，ユニークなプレイヤーキャラクターに愛着を持っており，それらが失われるのを見るのは簡単なことではないでしょう」としつつ，ファン運営のサーバーで継続してプレイできることを強調している。