「トキメキファンタジー ラテール」のサービスなどで日本でもおなじみ,台湾に拠点を置くオンラインゲームパブリッシャ
「HappyTuk」。台北南港エキシビションセンターにて開催中の
台北ゲームショウ2023では,出展エリアの中心にブースを構え,
「トキメキファンタジーラテール」や
「ALLIANCE OF VALIANT ARMS」といった複数のタイトルを展示している。
そこに,なんだか触れないわけにはいかないような気がする,なんとも気を引くコーナーがあった。
おジャ魔女どれみ――1999年に第1シリーズが放映された,東映アニメーションのオリジナルアニメシリーズだ。HappyTukのブース内のおジャ魔女どれみコーナーは,同ブース内の中でも一番広いが,そこには試遊台などはなく,あるのはキャラクターのパネルにグッズの展示。そして,1つだけあるディスプレイには繰り返し「開発中」と表示されたパズルゲームらしき映像が流れている。
いったい,これは……
なぜ,台湾でおジャ魔女どれみが? 調べてみても,日本国内でそれらしきゲームのサービスはおろか発表も見当たらない。ならばとブースで話を聞いてみた。担当者曰く,おジャ魔女どれみは台湾でもテレビ放映されており,グッズや交通系ICカードの限定デザイン,20周年の期間限定ストアの開催といった展開が行われており,その
人気は高いそうだ。
動画で紹介されているゲームはiOS / Android向けに開発が進められており,まだ詳しい内容は語れないがパズルゲームだけではなく,春風どれみたちのお着替えや,家具やアイテムを集めて配置する箱庭要素などがあるとのこと。また,ブースで流れていた映像にハングル表記があったので「日本語はあるのか」と対応言語についても聞いてたが,現状は未定ではあるものの日本,台湾,韓国向けの配信を考えており,まずはこの台北ゲームショウ2023にて台湾向けに発表し,その反応をうかがって今後の展開を検討していくようだ。
最初にお伝えしたとおり,HappyTukは日本国内向けにもゲームのサービスを行っているパブリッシャである。日本のオリジナルアニメを題材としたゲームで,日本でのパブリッシングを行っているメーカーのブースでの出展となると,国内展開への期待が高まる。シリーズのファンはもちろん,子どものころにおジャ魔女どれみをみて育った人も今後の展開に注目だ。