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[TGS2023]イタリア生まれのソウルライクRPG「Enotria: The Last Song」を試遊。色彩に満ちた世界観がウリの死にゲー
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印刷2023/09/23 20:25

プレイレポート

[TGS2023]イタリア生まれのソウルライクRPG「Enotria: The Last Song」を試遊。色彩に満ちた世界観がウリの死にゲー

 2023年9月21日から24日にかけて開催されている「東京ゲームショウ2023」で,イタリアのゲームメーカーJyamma Gamesが手がけるソウルライクアクションRPG「Enotria: The Last Song」PC / PS5 / Xbox Series X|S)の試遊台が設置されていた。パブリッシャであるセガのブースに加え,開発元であるJyamma Gamesもブース出展しており,どちらでもプレイできる。
 スタッフに説明を受けながら試遊してきたので,本稿ではその内容を紹介しよう。

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 本作はイタリアの伝承や文化をベースにした,ソウルライクアクションRPGだ。ソウルライクというと“死が蔓延する陰鬱とした雰囲気”を想像してしまうが,本作は開発者が「サマーソウルズ」と呼んでいるほど,明るめな色調を使った世界が構築されており,街並みはどこかイタリア風な雰囲気を醸し出しており,美しい。 

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 ゲームの舞台となるのは,さまざまな文化と国が栄える「エノトリア」という世界だ。しかし,エノトリアは「カノヴァッチオ」と呼ばれる,終わりなき邪悪な演劇に飲み込まれてしまう。プレイヤーは役目を与えられていない唯一の存在「変化の仮面」となり,世界を停滞から解放していくことになる。

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 カノヴァッチオとはイタリアの即興演劇「コメディア・デラルテ」で使われる筋書きのこと。この即興演劇の登場人物たちはストック・キャラクターと呼ばれ,固有の名前を持っており,性格や恰好,演技スタイルが決まっている。演者は仮面を被ることでストック・キャラクターとなって演じる。本作でも登場キャラクターは仮面を被っているので,このストック・キャラクターをモチーフにしているようだ。杉田智和さんがCVを担当する吟遊詩人・Pulcinella(プルチネッラ)も,そうしたストック・キャラクターの1人である。

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 本作の特徴のひとつに「仮面」がある。前述したように仮面は役割を表すものだが,本作では倒した敵の仮面を身に着けることで,その役に扮し,新たな力を得ることができるという。
 また,そうした仮面の付け替えや,装備の組み合わせを変更したものを「ロードアウト」として3つまでセットしておける。そして,そのロードアウトはゲーム中の好きなタイミングで切り替え可能だ。敵との戦闘中など,普段使っている武器と相性が悪いと感じたら,ロードアウトを切り替えて有利に戦うことができるというわけだ。

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 今回の試遊版では,決められたロードアウトが2つ用意されていた。一方が両手剣とハンマー,もう一方が片手剣,サーベルといった具合でプレイフィールが異なる。
 ゲームはまさしく“ソウルライクな死にゲー”といった具合で,程よく機敏に動きつつも重厚な動き,殺意が高めな敵配置,油断すると雑魚敵にもやられかねない難度,パリィといった技術が必要なアクション性がある。

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 ユニークだったのが「アルドーレ」という要素だ。スキルや魔法のような使い方ができるが,“現実を改変する力”であり,特定の場所で隠された道を作り出すなど,地形に影響を与えられる。どこでも可能というわけではないが,ちょっとしたパズル要素を解いたり,隠された宝箱を見つけたりできる。

 イタリア語をベースとした用語が多く,普段の生活であまり見慣れないため,直感的に分かりづらい部分もあるが,それが逆に新たな文化や設定を知ることにつながって面白い。コメディア・デラルテのようにモチーフになった文化を知ることで,本作をもっと楽しめそうだ。

 発売は2024年春を予定している。ちょっと雰囲気の異なるソウルライクゲームをプレイしてみたい人は要チェックだ。

「Enotria: The Last Song」公式サイト


東京ゲームショウ2023公式サイト

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