プレイレポート
[プレイレポ]「グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-」では新しい駆け引きを楽しめる。新システムや新キャラのプレイフィールを紹介
前作に登場した24キャラクターに加えて,新たにアニラ,ジークフリート,グリームニル,ニーアが参戦。新システムやバランス調整により,前作から一新された,駆け引きや読み合いを楽しめる。
なお,正式なリリース日は本日だが,PlayStation版のデラックスエディションにはアーリーアクセス権が付属され,12月11日よりプレイができた。本記事では,基本システムをおさらいしつつ,新キャラクター4人の簡単なプレイフィールを紹介したい。
「グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-」公式サイト
トレーニングモードにはチュートリアル要素が集約
まずは簡単に本作で遊べるゲームモードを紹介しよう。シングルモードは1人用の対戦モード。CPUが操作する相手キャラクターを倒して進み,最後に待ち受けるボスの撃破を目指す。対人戦に慣れていない人は,こちらから入って基本操作を覚えるのもよさそうだ。
トレーニングモードは,キャラクターの操作やアクションを学べるゲームモード。キャラクターのコマンドリストや簡単な説明書,基本コンボなどがまとめられており,どんなキャラクターなのかを知りたい場合はこちらで確認しよう。
また,トレーニングモードには,いわゆるチュートリアル的な内容の「状況別トレーニング」が含まれている。本作のアクションや読み合いのいろはを学べるので,こちらも要チェックだ。
ストーリーは,本作のオリジナルストーリーが楽しめるゲームモード。基本操作を覚えながら,物語を楽しめるもので,前作「グランブルーファンタジー ヴァーサス」の物語もすべて収録されている。なお,ルリアノートにはグラブルの用語がまとめられているので,合わせて確認すれば,よりグラブルの世界観を楽しめるだろう。
デジタルフィギュアは,キャラクターのフィギュアや背景を組み合わせて,ジオラマを作成できるゲームモード。公式フォトコンテストなども計画されているとのことだ。
「ぐらばとっ!」は息抜きとして気軽に遊べるアクションゲーム
格闘ゲームとはまるで違う遊びが楽しめるアクションゲームの「ぐらばとっ!」は,オープンβテスト時に「ライジングダッシュ」「ヒヒイロカネパーティー」「キング・オブ・タフネス」が遊べた。この3ルールに加え,迫りくるゴーレムを倒す「ゴーレムアタック」,回転するビームをジャンプで避けつつ生き残りを目指す「ぴょんぴょんサバイバル」が実装されている。
エントリー制のランダムマッチングとなるが,順位に応じてポイントが付与され,ゲーム内アバターやプロフィールカードに設定できるバッジなどが手に入る。格闘ゲームに疲弊した時は気分転換に遊んでみよう。
オーソドックスな操作体系。便利なアビリティボタンを使いこなそう
本作の詳細な操作は公式サイトにまとめられているので,ここでは簡単に基本操作をおさらいしよう。プレイヤーが使用するのは,移動用の方向キーと,弱,中,強,特殊に割り当てられた4ボタンがメインとなる。「方向キー+4ボタン」だけでも戦えるが,そのほかにアビリティや投げ,ダッシュなどを簡易入力で繰り出せるボタンもあり,これらを使えばより簡単に対戦を楽しめる。
とくに重要なボタンがアビリティを1ボタンで繰り出せる「アビリティボタン」。コマンド入力でもアビリティは使えるが,入力速度やミスのことを考えると,こちらで操作に慣れておくことをオススメしたい。
■アビリティのクイック入力とテクニカル入力について
本作のアビリティは,クイック入力(アビリティボタンを使った入力)と,テクニカル入力(コマンド入力)に基本的な性能差はなく,唯一アビリティをニュートラル状態から出したときに,テクニカル入力時のダメージが10%分上乗せされる。通常技からキャンセルした場合のダメージは変わらないので,多くのコンボではクイック入力を使って問題ない。
テクニカル入力時に10%分ダメージが上乗せされている
少々マニアックだが,近距離強攻撃のカウンターヒット時など,ノーキャンセルでアビリティにつなげられるシーンではテクニカル入力を使うことでダメージを伸ばせる
奥義ゲージを100%使用して繰り出す奥義は,「アビリティ+投げ」がクイック入力,「+強」または「+アビリティ+強」がテクニカル入力になっている。こちらも10%上乗せのルールは変わらない。
割り込みや弾抜け時にテクニカル入力でダメージ増加を狙っても面白い。やりこみが生きるポイントとなりそうだ
ダッシュ攻撃を起点に怒涛の攻めを仕掛ける
前作からの追加要素でもっとも大きい変化を与えたのが,ダッシュ攻撃となる。ガードさせて有利かつコンボ始動技にもなるダッシュ弱,下段判定や中段判定でガード崩しが狙えるダッシュ中,ヒット時のリターンが高いダッシュ強の3つが用意されている。
本作では,ダッシュ攻撃を起点に攻めを展開したい。ダッシュ弱を当てて有利状況を生み出したり,ダッシュ中で後ろに下がる相手に下段攻撃を当てにいったりと狙いどころは多い。
受け手側は,リーチの長い通常技を置くことでダッシュ攻撃を止められるが,その置き技に対して攻め手側は差し返しを狙えるため,これらの行動で読み合いが一周している。本作のセオリーとなる読み合いになりそうなので,まずはダッシュ攻撃からの攻め方を組み立てていくのをオススメしたい。
さまざまな用途が考えられるアルティメットアビリティ
本作から追加されたアルティメットアビリティは,奥義ゲージを50%使用して放つ超強力なアビリティだ。本作では,比較的簡単に奥義ゲージが溜まっていくため,アルティメットアビリティでこまめにゲージを消費していくことが重要な戦略となりそうだ。
また,ノーキャンセルでくり出したアルティメットアビリティは,ヒットさせると「奥義ゲージを25%程度」回収する※。飛び道具や突進技といったノーキャンセルで当てるチャンスの多い技は,立ち回りから積極的に狙っていきたい。コンボのつなぎにノーキャンセルで使った場合もゲージを回収してくれるので,こちらも意識していこう。
※一部のアルティメットアビリティはゲージ回収効果なし
試合展開を左右するブレイブリーポイントの運用
体力ゲージ上部に表示されているブレイブリーポイント(以下,BP)は,ガードクラッシュを誘発する「レイジングストライク」と,攻撃をガード中,あるいはガードクラッシュ時に発動できる「ブレイブカウンター」を使用する際に消費する。
レイジングストライクは,ガード時にガードクラッシュを誘発するだけでなく,ヒット時には相手を浮かせてコンボチャンスを生み出す。BPを消費するが,使い勝手のいいシステムなので,攻めの選択肢として常に念頭に置いておきたい。なお,オープンβテストで猛威を奮った「レイジングストライク>強攻撃>レイジングストライク」のコンボパーツは,2回目の吹き飛びが変更されたことで使用できなくなった。
レイジングストライクをガードした場合,その時点でBPを1つ消費し,ブレイブカウンターで切り返すとさらに1つ消費してしまう。BPは残数が1つになると被ダメージが「1.2倍」,0になると「1.5倍」になる。意識していないと難しいが,レイジングストライクは「避け」で回避して反撃を入れられることを覚えておこう。
個性派揃いの新規プレイアブル4人を紹介
■アニラ
アニラは,公式サイトの使いやすさの目安が「★★★★★」(満点)という扱いやすいキャラクターだ。アビリティには,飛び道具,対空,突進技,移動技と,分かりやすく使いやすいものが揃っている。
長刀を使った攻撃は全体的にリーチが長いが,そのなかでもしゃがみ特殊は特別長く,アビリティキャンセルが掛かるため,地上戦の要となる。ここから突進技の前途羊羊や,移動技の飛羊乗雲(強)〜ジャンプ弱などで接近して近距離戦を仕掛けよう。連続技も比較的簡単なものが多く,GBVSRの基本が詰まっているため,初心者にオススメしたいキャラクターだ。
■ジークフリート
ジークフリートは,リーチが長い通常技と威力の高いアビリティが揃ったハイスタンダードキャラクターだ。特殊技のマニガンスは体力を消費するが,自身の攻撃力を上げられる。
オススメのけん制技は,リーチの長い下段のダッシュ中と,遠距離強からのフェアドレーゲン(弱)。無敵時間があり,切り返しや対空に重宝するメサジェ(中)も頼りになる。画面端ではガード不能技のフェアドレーゲン(アルティメット)からのコンボで大ダメージを与えよう。癖がなく,扱いやすい技が揃っており,万人にオススメできる優秀なキャラクターと言える。
■グリームニル
グリームニルは,風を使った豊富な移動手段を持ち味とするキャラクター。なかでも特殊なのが,刻印を設置するウィンドエングレイヴ。刻印設置後は特殊ボタンの天翔疾駆で最後に設置した刻印の位置まで移動でき,刻印と重なっている状態からは突進技のリフレクション・ガストに派生できる。
リフレクション・ガストは方向キーで8方向に移動できるため,連続技以外にも移動技やガード崩しとして活用できる。特殊な性能のアビリティが揃っており,テクニカルな攻めを展開したいプレイヤーにオススメのキャラクターだ。
■ニーア
ニーアは,本体と星晶獣「デス」の2人で戦う特殊なキャラクター。アビリティはすべてデスによる攻撃で,ヒット時に「愛ノ救イ」アイコンを消費してほかのアビリティに3回までキャンセルできる。ニーア自身の攻撃は通常時こそ強力なものの,デス召喚時はリーチやダメージが弱体化してしまうため,デスと本体の波状攻撃を狙いたい。
立ち回りで使いやすいアビリティは,デスが高速突進するオミノスターン(強)。ここから死の舞踏につなげ,連続技やダッシュ弱からの固めを狙っていこう。操作こそやや複雑だが本体とデスで相手を挟み込んだときの攻撃性能は唯一無二。爆発力に長けた攻めを展開したいプレイヤーにオススメしたい。
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