イタリア製のジャンプスケア系ホラーゲーム，「HELLSEED」のアーリーアクセス版がSteamでリリース

　イタリアのデベロッパProfenix Studioが開発する一人称視点のホラーゲーム「HELLSEED」のアーリーアクセス版がSteamでリリースされた。価格は1010円（税込）だが，現在，12月8日までの期間限定で15％オフのセールが実施されている。

「HELLSEED」公式サイト

　「HELLSEED」は，1980年代にトリノの病院で起きた医師達の失踪事件を追う警察官を主人公としたタイトルで，2022年6月頃にChapter 1がプレイできるデモ版がリリースされて，以来，アップデートが続いてきた。デモの評価はなかなか良いようで，いくつかのゲーム賞を受賞したりノミネートされたりしているようだ。


　開発には，「S2ENGINE HD」という聞き慣れないゲームエンジンが使用されているが，これは，Profenix Studioが独自に制作したもので，2016年以降，Steamではエンジンのみの販売も行われている。公式サイトではトライアル版のダウンロードも可能で，いくつかのタイトルにも使われているという。順番としては，「S2ENGINE HD」のデモとして制作された雰囲気だ。
　公開中のトレイラーを見る限り，独自エンジンを使ったグラフィックスは良好で，真っ暗闇の中，懐中電灯の明かりだけを頼りに暗闇を進んでいくのはいかにも恐ろしげ。イタリア製の，いわゆるB級ホラー映画にインスパイアされたジャンプスケア系のゲームで，いきなり何かが飛び出して驚かせたりする演出が随所に施されているほか，イタリア文化への言及もあるとのこと。その手の映画が好きな人には，たまらないだろう。


　残念ながら日本語には対応していないが，アーリーアクセス版が日本で評判になれば，日本語対応もあり得るかもしれない。値段もお手頃なので，気になる人は試してみよう。