プレイレポート
[プレイレポ]新作麻雀ゲーム「つーじゃんせる!!」は超能力を駆使したタッグバトルを楽しめる。麻雀を覚えられる初心者向けコンテンツも収録
本作は,2対2のタッグ麻雀を題材としたゲーム。プレイヤーとタッグを組むキャラクターには“超能力”が設定されており,基本的な麻雀の遊びに加え,超能力を駆使した対局が楽しめる。
今回,発売前の本作をプレイする機会を得たので,インプレッションをお届けする。一通りのコンテンツを紹介しているので,購入を検討している人はぜひチェックしてほしい。
「つーじゃんせる!!」公式サイト
1人用だけでなく,オンラインで腕前を競い合える段位戦も
まずは,本作に収録されているゲームモードを紹介する。「シングルモード」はもっともオーソドックスな1人用のゲームモード。自由にルールを変更でき,コンビ戦(タッグバトル)だけでなく,個人戦も遊べるほか,特殊能力の有無も設定できる。
「ストーリーモード」では,本作の舞台となる嶺上学園に転入してきた主人公となり,6人のヒロインそれぞれ用意された物語を楽しめる。物語は複数のエピソードで構成されており,各エピソードの対局で“お題”をクリアすることで次の話に進めるようになる。
「トレーニングモード」では,麻雀の基礎を学べる「チュートリアル」と,さまざまなお題に挑戦できる「チャレンジ」が収録されているほか,本作における麻雀の対局ルールを確認できる。
麻雀は一般的なテーブルゲームとして多くの人に親しまれているが,ルールがかなりややこしく,取っつきにくいゲームという印象を持っている人も多いだろう。本作のチュートリアルで学べば麻雀を完ぺきに覚えられる! とまではいかないが,ある程度の基礎は理解できるので,麻雀を遊んだことがない人はこちらからチェックするといいだろう。
筆者のアドバイスとしては,いきなり大量の情報を仕入れてしまうと脳がパンクしてしまうので,基礎の基礎だけを頭に入れたところで,実際に遊んでみて,分からないことがあれば調べるといったスタンスがオススメだ。
最後に紹介するのが「ネットワークモード」。このモードでは全国のプレイヤーと腕前を競い合う「段位戦」と,カジュアルに対局を楽しめる「自由対局」の2つが用意されている。段位戦でも“特殊能力”は使えるので,全キャラクターの能力を把握しておきたいところだ。
勝利のカギを握る「キズナトリック」と「エクストリームスキル」
本作の麻雀は通常のルールに則ったうえで,特殊能力である「キズナトリック」と「エクストリームスキル」を駆使し,勝利を目指すことになる。
キズナトリックは画面左下に表示された「トリック」のキズナポイントを消費して使用する。キズナポイントは1局ごとにある程度増加するほか,キャラごとに定まった行動をすることでも増加する。例えば,立直に特化した苺ノ瀬ハルであれば,立直中に自分の手番になるたびに増えるといった具合だ。
キズナトリックはキャラクター1人につき,3つ用意されており,その効果はさまざま。自身の手牌1枚と,味方の捨て牌を交換する「カワコウカン」,次局の配牌がテンパイ確定になる「オーダーダブリー」など強力なものばかりだ。
もう1つの特殊能力であるエクストリームスキルは,発動すると恒常的に効果を発揮するパッシブスキル。最初は1レベルのスキルが発動し,エクストリームゲージが溜まり,レベルが上がるたびに追加効果が発動していく(3レベルまで)。
キズナトリックもすさまじい能力のものが多いが,エクストリームスキルも負けていない。氷雨 霧のレベル2スキル「EN2:ベーリング」はだれからでもチーができるようになり,さらにレベル3スキル「EN3:ドーバー」は鳴いても面前扱いになる。要するに4副露しても役無し立直はできるし,ただのツモ対々和も四暗刻に変化する。
カジュアルに楽しめる麻雀ゲーム。麻雀を覚えるきっかけにも
ここまで特殊能力を紹介してきたが,本作は特殊能力を封印した対局も楽しめる。筆者は特殊能力を前提とした遊びや攻略を楽しめたが,イチから麻雀を覚えたい人は能力を封印して遊んでみるのもいいだろう。
個人的に面白いと感じたのは,能力アリで全国のプレイヤーと段位戦を楽しめるモードが搭載されている点。遊んでみるとすぐに分かるが,特殊能力がどのキャラも強力で,対戦バランスが取れているのかはとても興味深い。
通常の麻雀はセオリー通りに打つのが基本的に良いとされるが,本作においては,プレイヤーやキャラクターの色を前面に押し出す打ち筋を模索できるのも面白い。麻雀が遊べるゲームやアプリは数多いが,一癖も二癖もある麻雀を楽しみたい人にオススメの1作と言えそうだ。
「つーじゃんせる!!」公式サイト
- 関連タイトル:
つーじゃんせる!!
- この記事のURL:
キーワード
(C)ARC SYSTEM WORKS