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「Fading Afternoon」の最新トレイラー公開。ロシアのデベロッパが描く日本を舞台にした横スクロールアクション
「Fading Afternoon」公式サイト
yeoは,モスクワ生まれでロシア在住のゲーム開発者Vadim Gilyazetdinov氏が率いる小規模なスタジオで,Vadim氏自身も「yeo」として活動している。トレイラーを見てお分かりのように,「くにおくん」シリーズを思わせるドットの目立つグラフィックスや動きが特徴だ。
デビュー作は,2018年にSteamでリリースした「The friends of Ringo Ishikawa」で,主人公の石河倫吾は不良グループのリーダー。1980年代の日本の地方都市を舞台に,倫吾と“マブダチ”達の青春を描いた作品だ。Gilyazetdinov氏はメディアのインタビューに答えて,生まれたところが荒んだ地区で,街頭でよく喧嘩をしたこと,「くにおくん」シリーズのファンだったが,日本語が分からず,勝手に物語を作っていたことなどを語っている。yeoが作った“イシカワリンゴ”は日本でも話題になったので,プレイした人も少なくないだろう。
続く2020年にリリースした「Arrest of a stone Budda」の舞台となるのは,1970年代のフランスで,プレイヤーはプロの殺し屋として仕事をこなしていく。青春群像劇とは異なる殺伐とした世界観だが,カフェで食事をしたり,映画館に行ったりするといった自由度の高さは前作同様だ。
そんなyeoが舞台を再び日本に移した「Fading Afternoon」。トレイラーを見る限り,日本のヤクザ映画のような世界が描かれるようだが,続報を楽しみにしたい。
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Fading Afternoon
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