「ブルーロックPWC」が累計収益1億ドルを達成。プレイヤーの男女比は5：5で，同ジャンル内で女性プレイヤー比率の高さが目立つ

　さまざまなデータや分析環境を提供するSensor Towerによると，2022年12月にリリースされた「ブルーロック Project: World Champion」（iOS / Android）の累計収益が1億ドル（約150億円）を達成したという。



　本作は，TVアニメ「ブルーロック」のIPを活用したサッカーシミュレーションゲームだ。プレイヤーはストライカーを育成して最強チームを結成し，ライバルたちと激闘を繰り広げる。TVアニメは2022年10月からテレビ朝日系全国ネットで放送され，原作コミックも累計発行部数3000万部を突破している。


　Sensor Towerのデータによると，「ブルーロック Project: World Champion」は2023年1月から2024年1月の日本におけるモバイルスポーツゲームにおいて，最もダウンロードされたゲームになったという。これは，2位の「パワフルプロ野球 栄冠ナイン クロスロード」に50万近い差をつけての1位となる。


　また，Sensor Tower上では「ブルーロック Project: World Champion」は「スポーツマネージャー」ジャンルに分類されているそうだが，同ジャンルにおける本作の売上も世界的に高い水準であるという。2023年1月から2024年1月までの同ジャンルの収益では，1位の「EA SPORTS FC Online M」（日本市場では未リリース）に次ぐ2位を達成。さらに，2024年1月の単月の収益では，世界のスポーツマネージャーゲームの1位になるそうだ。

　なお，スポーツマネージャーゲームのうち，「ブルーロック Project: World Champion」は日本でしかリリースされていないが，他のスポーツマネージャーゲームは複数の国の市場でリリースされている。その事情を鑑みると，この売上の高さは目を見張るものがあるといえるだろう。また，本作は2024年1月に今後のグローバル展開が発表されており，それによってさらに収益を伸ばす可能性がある。


　本作は，世界で人気のサッカーをテーマにしたモバイルスポーツマネージャーゲームと比較して，女性プレイヤー比率が非常に高いことも特徴的であるそうだ。本作を含む収益上位の4つのスポーツマネージャーゲームのデータでは，平均年齢は31歳〜37歳と大きな違いはないようだが，「ブルーロック Project: World Champion」の男女比率は5：5となっている。その他の3つの男女比率が約7：3〜8：2になっていることを考えると，これは驚異的な数字といえる。

　この数字から，本作だけがコミック・アニメIPを活用した作品であるため，サッカーゲームファンに加えて原作のファンが多いことが推測できるという。

「Sensor Tower」公式ブログ
ブルーロックPWCが累計収益1億ドルを達成、女性からの支持も高く2024年1月の世界のモバイルスポーツマネージャーゲーム収益トップに

「ブルーロック Project: World Champion」公式サイト

「ブルーロック Project: World Champion」ダウンロードページ

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