ノートPC向けRadeonのハイエンドGPU「Radeon RX 7900M」が発表に

　米国時間2023年10月19日，AMDは，「RDNA 3」アーキテクチャ採用のノートPC向けGPU「Radeon RX 7900M」を発表した。グラフィックスメモリ容量が16GBと，ノートPC向けGPUとしては大容量なのがポイントだ。AMDによると，解像度2560×1440ドットで，快適にゲームをプレイできるという。

Radeon RX 7900M

　また，Radeon RX 7900Mでは，第2世代のレイトレーシングユニットと，AI処理用アクセラレータを統合した演算ユニットを72基搭載する。新しい命令セットに対応することで，前世代製品と比べて，AIを活用した処理が高速化したそうだ。
　また，エンコーダを改良することで，映像の録画やストリーミングを視聴するときの画質が向上したほか，YouTubeなどが対応している最新の高画質ビデオコーデック「AV1」のハードウェアエンコードとデコードにも対応したのとのこと。

　Radeon RX 7900Mの主な仕様は以下のとおり。

• 演算ユニット：72基
• グラフィックスメモリ：16GB GDDR6
• 動作クロック：1825MHz
• ブースト最大クロック：2090MHz
• メモリインタフェース：256bit
• AMD Infinity Cache：64MB
• TGP：180W

　なお，Radeon RX 7900Mを搭載したDellのゲーマー向けノートPC「Alienware m18 Gaming Laptop」の発売も始まっている。搭載CPUには，「Ryzen 9 7945HX」を採用し，税込の直販価格は37万7092円からとなっている。

DellのAlienware m18 Gaming Laptop製品情報ページ

AMDのRadeon RX 7900M製品情報ページ

AMD公式Webサイト