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[TGS2022]「One Last Breath」をスペインパビリオンでプレイ。人類による環境破壊について考える2.5Dアドベンチャー
Steamの「One Last Breath」
「One Last Breath」は,人類による環境破壊によってアポカリプスを迎えた時代に,地球の最後の息吹から生み出された「ガイア」という女性が,自然を再生するために活動していくという,最悪な状況の中での希望を描いた作品だ。動き続ける無機質な工場のトラップを避け,廃退した世界に息づくミュータントたちの追跡を交わしながら,どこか悲しくも美しい世界を旅していくことになる。
本作は,いわゆる“2.5D グラフィックス”というビジュアルスタイルで,ステージやキャラクターは3Dグラフィックスではあるものの,ゲームプレイは左右と上下の二次元に限られている(※)。モノクロに近い世界観は「LIMBO」のような雰囲気に近く,「One Last Breath」においてもアクションではなく,パズルを中心としたゲームシステムとなっている。
※“2.5グラフィックス”は,3D世界で2Dキャラクターが移動するものなども含め,その定義は広い
今回用意されていたデモはゲーム序盤と思われ,生み出されたばかりのガイアを移動させていくことから始まる。ガイアには「根」を動かす能力があり,扉を封鎖している根を動かして通路を作り上げたり,ギャップの両側から根を生やして通り道を作ったりしていく。プレイした範囲ではガイアには戦闘能力がなく,ミュータントたちが襲ってくる方向に障害物を動かしてブロックするなどといった,環境を使ったパズルを解く必要がある。
ミュータントがいつどのように襲ってくるのかは,ステージを進めていかないと分からず,キルされて出現パターンを学んでいく必要があった。ガイアは,自分より環境破壊に弱い野生動物を保護する役目も担っているようで,そこに本作の大きなテーマが存在しているようだ。
「One Last Breath」のSteamストアページの情報では,日本語のサポートは表記されていない。しかし,開発メンバーのエカイツ・プリエト(Ekaitz Prieto)氏によると,コンシューマ機向けのリリースも視野に入れており,日本語ローカライズにも興味を持っているとのことだった。「One Last Breath」の発売は,2023年中が予定されている。
Gaia is heading to Tokyo! ???
— One Last Breath (@MoonaticStudios) September 13, 2022
One Last Breath will be playable during #TokyoGameShow2022. Attending this historic event with our very first game is such a ? DREAM ?#gamedev | #indiedev | #UE4 | #madewithunreal pic.twitter.com/rW18rUjK4e
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