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[gamescom]「Assassin's Creed: Jade」(アサシン クリード:ジェイド)のデモ版をプレイ。タッチ操作で万里の長城を駆け抜けろ
「Assassin's Creed: Jade(アサシン クリード:ジェイド)」公式サイト
これまでの「Assassin's Creed: Codename Jade」から“コードネーム”の文字が削除され,新たなロゴもお披露目された本作は(関連記事),スマホタイトルに豊富な経験を持つLevel Infiniteに開発と運営が託された「アサシン クリード」シリーズの最新作だ。スマホ専用タイトルは,シリーズでは初となる。舞台は,アサシン教団がまだ存在していない紀元前215年の中国で,裏切った仲間を追ううち,背後にある強大な組織と対峙していくことになるという。
紀元前215年の中国は,秦の始皇帝による統一が完了し,万里の長城などのプロジェクトが始まった時代だ。アサシン クリードシリーズの描く歴史によれば,紀元前210年の始皇帝の急死は,“魏羽”(Wei Yu)という者による暗殺で,始皇帝はテンプル騎士団とつながりを持っていたという。「アサシン クリード II」では,始皇帝暗殺に使った槍を持つ魏羽の像が,教団によって建てられていた。魏羽は,イス(古代文明人)の秘宝を探してヨーロッパへ旅し,ギリシャ人のカサンドラに出会ったという設定の人物だ。
本作のプレイヤーは,この魏羽の弟子としてプレイすることになり,「夏の道」(The Way of Xia)という戦法を体得していく。主人公のキャラクターは固定されておらず,名前や見た目を自由にカスタマイズできるのが本作の特徴だ。男女どちらでも選択可能で,目や鼻の形,顔の文様などを細かく設定できる。夏の道をきわめ,民衆の自由と正義のために戦っていくのが主人公の信条(クリード)となる。
タッチコントロールでも,パルクール移動やアクションはシリーズ従来作をしっかりと受け継いでおり,壁をよじ登ったり,背後から敵を急襲したりできるのはもちろん,ビューポイントで周辺をシンクロしたり,そこからイーグルダイブで飛び降りたりできる。ゲームの説明をしてくれたLevel Infiniteのエグゼクティブプロデューサー,アンドレイ・チェン(Andrei Chen)氏によれば,シリーズファンが求めるであろう要素は,「Assassin's Creed: Jade」でも入念に用意しているという。
デモでは,屋敷のような場所に潜入したり,作りかけの万里の長城の足場や壁を利用して仲間とパルクール競争をするといったことを,20分ほどプレイできた。操作のレクチャーを受けるまでもなく楽しめ,画面左の「インビジブルジョイスティック」で方向を決めたり,画面右に表示されるアイコンを選んで,ライトまたはヘビーのアタックとジャンプ,しゃがみを発動したりなど,分かりやすい操作系にまとめられていた。
チェン氏によると,「Assassin's Creed: Jade」の最大の特徴は「ライブサービス」にあり,ソロキャンペーンにかかるのは5時間ほど。すべて無料でプレイできるという。ライブサービスの具体的なコンテンツまでは教えてもらえなかったが,魏羽と同様,ヨーロッパにも旅ができる壮大な世界が用意されるようだ。また,ほかのプレイヤーと一緒に楽しむことを念頭においた,セッションベースのコンテンツを考えているという。
現在,CBTのフェーズ2に向けた改良を行っているとチェン氏は語っていたが,フェーズ1で人気だったのが「Hold the Wall」という協力プレイ。万里の長城を乗り越えてくる蛮族と戦う,いわゆるホードモードとのこと。また,どのようなマネタイジングになるのかは決まっておらず,「ファンが納得できるゲームプレイとストーリーを堪能してもらい,その後に考えていくべきこと」と話していた。
「Assassin's Creed: Jade」のローンチ予定日は今のところ語られていないが,上記のように,2回目のCBTに向けて準備を進めているとのこと。公式サイトの「Register & Subscribe」ボタンで登録しておくと,テスターとして参加できるかもしれない。
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Assassin's Creed: Jade(アサシン クリード:ジェイド)
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