このゲームの読者の評価
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古豪の復活(諸説あり) 70 - 投稿者:くろたけ(女性/30代)
- 投稿日:2023/02/19
- 良い点
- ■インフレのリセット
6で某ギガウイング2並みにインフレした諸々の桁数が遂にリセット!
一応初代とのインフレ具合を確認しましたが、各ボスクラスのHPは難易度操作なしの状態で初代を下回っていました。
桁数があまりにもお手軽に増やせてしまった6に比べると、遊び心地は初代〜2ほどに先祖返りを起こした感触です。各レビューサイトの焼き増しにはなりますが、育成の手応えの感触はしっかりとあったと思います。これについてはお手軽なレベル上げ方法が確立されてしまっているため何とも言えませんが、本来のディスガイアに戻った印象があります。
■際どいパロディと身内ネタ
過去一で次回予告のパロディが際どく、遊び心は健在です。また随所にディスガイアや日本一ソフトウェア他作品の小ネタが仕込まれており、元々ゲストキャラでプリエやマージョリーが参戦していた時代からプレイしている人には、20周年をお祝いするにふさわしい演出だったと感じます。
一応過去に武器説明文の修正が入った経歴を鑑みるに、どこかで怒られないか心配ではありますが。。。
■汎用キャラの大復活
6で謎に削除された汎用キャラたちが軒並み復活し、新規クラスも追加と盛りだくさんになったのも嬉しい点です。
今回からはステータス画面の説明文がエディット出来るようになり、お気に入りのキャラへの愛着も更に深まります。個人的には3以降出演のなかった男アーチャーの復活が一番驚きました。
■日本一らしい悪魔的シナリオ
善悪の概念を根本から覆す事に定評のある、ディスガイアらしいシナリオでした。あまり多くは言いませんが、「これだよこれ、こういうので良いんだよ」が率直な感想です。
※余談ですが、今回も各務原キムチは健在でした!にんじんと松の実が入っているのも本物と同じで、地元愛があるのは嬉しいですね。 - 悪い点
- ■3D化の弊害
メインストーリー後半やアイテム界で見受けられたのですが、敵にターンを渡した後AIの行動思考に時間がかかってしまい、フリーズに近い現象が頻発します。
敵の数が減るほど解消はされていくのですが、どうやら<中立ユニットの行動→敵の攻撃するユニットの行動→敵の支援するユニットの行動>と段階が組まれているらしく、これの思考に時間を食われている印象です。
新システムである弩デカ魔ックスも単純に3Dモデルが大きくなる分、マップ動作がもっさりになってしまい、しかし敵に使われると厄介とちょっと不便さを感じました。
6でも感じたことですが、無理に3Dにする必要があったのかと言われると正直疑問が残ります。
■アイテム界の存在意義
初代からずっと欠かさず遊んできたアイテム界がコンテンツとして必要か微妙なラインになってしまっていました。
イノセントを集めるにしても魔界病院に追加されたガチャシステムですぐ使えるイノセントが入手できたり、手動より効率は落ちますがアイテム界探索をオートでやっておいてくれる機能(しかもキャラを用意しなくて良い!)があったりと、クリア後のやりこみ要素として一線を引かれたような印象でした。
5くらいがバランスとして丁度良かった気もします。
■マップの諸問題
2、3のアイテム界を彷彿とさせる超高低差マップが帰ってきてしまったのが残念でした。
キャラによっては全く動けなくなってしまうマップも存在し、シナリオでは移動に苦労させられました。しかも、ミッションで投げ不使用や持ち上げ不使用があったりするという・・・。
今回はこのミッション機能が追加された関係でジオパネルボーナスが削除されました。
結構パズル要素が面白く、自分が有利に進めるパネルのあるシナリオマップ周回といった要素もなくなり、かなり残念でした。 - 総評
- 6を「フルプライスで買わされたソシャゲ」と評価してしまった身としては、やっと遊びたかったディスガイアと思わせてくれるタイトルでした。
過去の極悪やりこみは令和の世の中で簡略化されていきつつも、軌道修正がちゃんと出来たのは大きいと思います。
正直6の一連の出来事でディスガイアの新作はもう望めないと踏んでいただけに少しばかり安心しました。
シナリオはチュートリアルと言われて久しいですが、やりこみ具合を取捨選択させてくれる快適さが本作にはあったと感じました。 - プレイ時間
- 20〜40時間
グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム 2 4 3 4 3
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