プレイレポート
一人二役のミステリーADV「プロジェクトコード“M”(仮題)」を紹介。殺人鬼と探偵の視点から,連続殺人事件の謎を追え
2022年3月に旧名称のNovectacleから改名したNOVECTと言えば,重厚なグラフィックスとシナリオで高い評価を得たノベルゲーム「ファタモルガーナの館」で知られるインディーデベロッパだが,その最新作となるのが「プロジェクトコード“M”(仮題)」だ。さっそく遊んできたので,プレイレポートをお届けしよう。
本作は,殺人鬼と探偵役の双方をプレイヤーが体験するというゲームシステムが大きな特徴だ。自分で殺人を行うなら,推理することなんてないのでは? と思うかもしれないが,殺人鬼はプレイヤーにとっても正体不明の存在となっている。
殺人パートはちょっとしたパズルやQTEなど,ミニゲーム風になっており,毎回,さまざまな殺害方法が用意されるとのこと。ただし,今回のデモ版では探偵パートと日常パートのみがプレイ可能で,殺人シーンは冒頭に少しだけ挿入される形になっていた。
探偵パートは,カーソルを動かして気になるところを調べるポイント&クリック方式で進行する。デモ版では上司にこき使われている新人の“死体処理屋”の青年,幹 都見人(みき とみひと)となって殺人現場の後片付けを行う過程で,“鬼蛇”と呼ばれる謎の殺人鬼が残した痕跡を発見するという,一連の流れを体験することができた。
また日常パートでは,マリアンヌと名乗るエキセントリックな女の子と,浅草・雷門や吉原公園など,舞台となる東京下町の各所を散策できた。マリアンヌにお願いすると,それぞれの場所の時間帯を,昼間,夕方,夜の3つに変えてくれるという,まさにデモンストレーション的な内容で,時間帯によってさまざまな表情を見せる下町の風景を,細部まで描き込まれた美麗なグラフィックスで堪能できた。
ちなみに,仮タイトルにある“M”とは,限られた者しか入手できない一級品のドラッグのことで,鬼蛇はどうやらこれに関わりがある人間たちをターゲットにしている模様。現時点での対応予定ハードは,PC,Mac,PlayStation 4,Nintendo Switchとなっているが,正式タイトルや発売時期を含め,まだまだ謎が多い作品なので,今後の情報に要注目だ。
「プロジェクトコード“M”(仮題)」ティザーサイト
4Gamer「BitSummit」記事一覧
「BitSummit X-Roads」公式サイト
- 関連タイトル:
プロジェクトコード“M”(仮題)
- 関連タイトル:
プロジェクトコード“M”(仮題)
- 関連タイトル:
プロジェクトコード“M”(仮題)
- この記事のURL:
キーワード
(C)NOVECT
(C)NOVECT
(C)NOVECT