プレイレポート
“閃乱カグラ”のハニパレが贈る完全新作「ドルフィンウェーブ」先行インプレッション。ジェットバトルに青春をかける少女達の物語
本作は”ジェットバトル”と呼ばれるマリンスポーツに青春をかけた少女達のストーリーが楽しめる,基本プレイ無料の,いわゆるガチャによるアイテム課金型のソーシャルゲームだ。現在はApp StoreとGoogle Play,そしてDMM GAMESの各プラットフォームにて,事前登録が受付中となっている。
今回4Gamerでは,そんな本作をいち早く体験する機会を得たので,インプレッションをお届けしてみたい。ライバル達との熱いバトルや,ガチャなどで入手したキャラクターのユニフォーム(水着)での着せ替えなどが楽しめる本作を,じっくり紹介していこう。
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マリンスポーツ”ジェットバトル”にかける選手達の活躍をサポート
「ドルフィンウェーブ」の舞台は,ジェットスキーとシューティングが融合したマリンスポーツ,ジェットバトルが広く認知されている世界だ。プレイヤーはジェットバトルの企業プロチーム,KIRISHIMAの新米コーチとして,南国の人工島”ワダツミ”に赴き,”ドルフィン”と呼ばれるジェットバトルの選手達と交流を深めていく。
ゲームのメインストーリーは,KIRISHIMAに所属する新人ドルフィンの咲宮入華(さきみやいるか)と,その先輩の都条みちる(とじょうみちる)を中心に進行する。今回の先行プレイで体験できた序盤(1〜3章)では,(ガチャで引けば)プレイアブルキャラクターとしても使えるようになるライバルチームのドルフィン達と入華らのかけあいや,練習試合が繰り広げられた。
プレイヤーの分身となる新米コーチがKIRISHIMAに所属しているという設定上,メインストーリー中は入華,みちる以外のキャラクター描写はあっさりめだ。ただ,各章クリア後に開放される外伝ストーリーでは,KIRISHIMA以外のチームにもスポットが当たり,ドルフィン達との親愛度が上がると,キャラクター個別のエピソード”ドルフィンストーリー”がアンロックされていく。ドルフィンストーリーは主要なキャラクターにはもれなく用意されているので,気になった女の子が実はサブキャラで,いざゲームを始めてみると活躍が描かれずにガッカリする……ということはない。ドルフィンの外見やプロフィールを確認して推せそうと思えた子がいたら,とりあえずゲームをインストールしてみるといいだろう。
カジュアルかつ歯ごたえのある方向への進化の余地も感じさせるバトル&育成
先行プレイではメインストーリーは公開範囲が限定されていた一方で,戦闘(ジェットバトル)はドルフィンとマシン,そしてドルフィン達に装備して能力を底上げするメモリーなど,サービス開始時に実装されるものが揃っており,それらを組み合わせたプレイが楽しめた。
本作の戦闘は,ターンごとに配られるスキルカードを選択して戦う,いわゆるコマンドバトルが採用されている。ジェットバトルが始まると,試合に送り出したドルフィン4人が持つスキルカードが7枚手札として現れ,そのうちの3枚を場に出すことで攻撃方法を決定。以降はこのスキルカード3枚を出し合って攻撃するターンをくり返し,どちらかのチームのHPが0になると試合は終了する。
特徴的なのは2ターン目以降,場に残っているスキルと同じカードが配られてきた場合,スキルの効果が重なりパワーアップする点だ。カードが重なったことで空いた枠には再度新しいカードが配られるため,使いたいスキルが手元にないケースに陥ることが少なく,場に出さなかったカードは自然にどんどん強化されていくため,「カードの引きが悪い。このターンはムダだったな……」といったストレスを感じるケースがかなり少ないのだ。
また育成で強化(レベルアップ)できる要素が多いのも,特筆すべきポイントだろう。本作ではドルフィンやメモリーに加え,搭乗するマシンのレベルも上げられる。そしてドルフィンとメモリー,マシンによる編成の組み合わせで変化する,チーム全体の能力の振れ幅もなかなか大きい。さらには自チームと相手チームのドルフィンの属性によって与えられるダメージが変わるのはもちろん,メモリーやマシンにはステージの天候や時間帯で能力がアップする効果が施されているものもあり,一筋縄ではいかないのだ。
ただ,今回遊べた範囲のメインストーリーと外伝で起こるバトルや,育成クエストやトーナメントモードで戦うCPUチームが相手の場合は,シンプルにドルフィン達のレベルを上げて攻撃力の高いスキルカードを出し続けてさえいれば,勝利はほぼ確実な難度設定だったたので,そこまでメモリーやマシンの編成にこだわる必要はなかった。
とはいえストーリー後半や今後開催されるであろうイベントクエストでは,この育成強化の幅の広さが活かされることになるはずだ。もちろん,その分必要になる素材集めなどに時間を取られることになるのだろうが……この辺りのバランスは運営・開発チームの手腕にかかっている。
ともあれドルフィンの女の子達の3Dモデルのクオリティの高さや,カードの出し方次第でダメージが大きく変わるバトルは,筆者としては好印象だった。そのうえで,より面白く進化するポテンシャルも感じたので,リリース後の継続的なアップデートで快適に遊べる環境が作られることに期待したい。
ドルフィン達の魅力を際立たせる着せ替え&ジオラマモード
ジェットバトルの楽しさに加えて,ドルフィン達の外見カスタマイズの自由度が高いのも,本作の見逃せないポイントの一つと言えるだろう。「ドルフィンウェーブ」では,HONEY∞PARADE GAMESの「シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK」(iOS / Android / PC)で採用された着せ替え要素が,グレードアップして実装されている。トップスとボトムスを別々に着せ替えられるようになり,本作では上は水着で下はマリンスーツ,上半身だけユニフォームを着せて下はインナーのみ……といった,自由度というかさまざまなプレイヤーのフェチズム(?)に応えるカスタマイズを可能としている。
さらにゲームを進めていく(orガチャを回す)と,さまざまな衣装やアクセサリー,髪型,髪色の変更なども行えるように。髪型の変更や衣装の収集にはそれなりのやりこみ――アンロックするための消費アイテムの確保,親愛度のアップ――が求められるが,ドルフィン達のコーディネートを考え撮影するのも,本作のやり込み要素の一つとなるだろう。
HONEY∞PARADE GAMESが培ってきた,女の子をかわいくセクシーに魅せる技術とアイデアに,独自性のあるバトルシステムが融合した「ドルフィンウェーブ」。製品版のサービスが今後どう進化していくかはまだ未知数だが,同社の「閃乱カグラ」シリーズなどが好きだった人には,間違いなく刺さるタイトルに仕上がっている。気になる人はApp Store / Google Play / DMM GAMESのいずれかのプラットフォームで,本作にチャレンジしてみてほしい。
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(C)Marvelous Inc.(C)HONEY PARADE GAMES Inc.
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