［TGS2022］グラビティゲームアライズ，新作タイトル8本をお披露目。コスプレイヤーの宮本彩希さんも猫耳姿で登場し，ブースに花を添える

　グラビティゲームアライズは，東京ゲームショウ2022のインディーゲームコーナーに，同社ブランド「グラビティインディーゲームズ」の新作ゲーム6本と，自社の新規開発ゲーム2本の計8タイトルを出展している。
　同コーナーに新作を8本も携えてやってくるメーカーと個人開発者は同社以外は皆無のため，一足運べば「ああ，あそこだ」と分かるくらい，ひときわ目立っている。


　本題に入る前に，まずはグラビティゲームアライズが招いたブースの華，コスプレイヤーの宮本彩希さんの現場写真で目を潤してから，気になるものがあるか探してほしい。

出展タイトル8本を紹介！

○「フォレストピア（FORESTOPIA）」
　～のんびり気ままな島ぐらしシミュレーション～

　砂漠で生命を育むというゲームデザインを魅力とした，台湾のデベロッパGamtropyの「デザートピア（DESERTOPIA）」に連なる最新作として，今度は島を舞台にしたライフシミュレータが登場する。

　見た目のキュートさとは裏腹に，島内には隠された謎があるとのこと。だが，まずはそんなことを気にせず，かわいい動物を島に住まわせ，きれいなお花で色とりどりにし，癒しの島を作り上げれば満点だ。

対応：iOS / Android
配信：2022年10月4日予定
公式サイト：https://forestopia.gravityga.jp/


○「Grid Force - 女神の仮面」
　～グリッドベースRPGシューター～

　イギリスに拠点を置くDreamnauts（旧Playtra Games）が開発した本作は，さまざまな特徴を備えるキャラクターたちで4人の部隊を編成し，グリッドベースの盤面でリアルタイムバトルに挑むRPGだ。なお，PC版は9月15日にSteamでリリースされている。

　見た目的には，日本の有名な某アクションゲームシリーズからの影響が感じられるが，定評のあるシステム設計に乗じただけに，面白さはある程度担保されているだろうか。物語は分岐を採用し，登場人物ごとのストーリーも楽しめる。
　ブースにいた開発者に話を伺ってみたところ，本作はマルチエンディングが採用されており，全28人の個性豊かなキャラクターも“誰が仲間になるかは選択肢によって変わる”とのこと。遊んだ人それぞれでプレイ体験が異なっていくところがウリだと爽やかに語ってくれた。

対応：PC / Xboxシリーズ / Nintendo Switch
配信：2022年9月15日
Steam URL：https://store.steampowered.com/
app/1379960/Grid_Force_Mask_Of_The_Goddess/


○「NecroBoy：Path to Evilship」
　～パズルアクション～

　フランスのChillin' Wolfが開発した本作は，主人公「ネクロボーイ」を操って死せる魂「ネクロミニオン」を蘇らせ，ネクロマンサーの地下迷宮を探検していくというパズルアクションだ。

　ミニオンを指示して解法を導き出していくスタイルとなるが，難度設計に関しては自信があるようで，骨太な体験が予想される。なお，作風はコミカルで暴力表現は一切ないとのことだ。

対応：PC / Xboxシリーズ / Switch
配信：2022年9月予定
Steam URL：https://store.steampowered.com/
app/1628890/NecroBoy_Path_to_Evilship/


○「Live By The Sword：Tactics」
　～　タクティカルSRPG～

　イギリスのLabrador Studiosが開発した本作は，クラシカルな雰囲気を漂わせるタクティカルシミュレーションRPGである。ローカルとオンラインマルチプレイにも対応し，2人で遊べる。

　最大の特徴は「キャラクターレベルが一定」という点。正統派シミュレーションゲームの駆け引きで，持ち前の思考力が試されるといった作りだ。成長要素での力押しが通用しなさそうな，ルールで勝負するSLGというのは，大きく広いとは言いがたいが確実に需要があるのではないだろうか。

対応：PC / Xboxシリーズ / Nintendo Switch
配信：2022年9月予定
Steam URL：https://store.steampowered.com/
app/1363210/Live_by_the_Sword_Tactics/


○「Alterium Shift」
　～　レトロなJRPG風インディゲーム～

　レトロゲームへのリスペクトを示すDrattzy Gamesが開発した本作は，往年のJRPGスタイルを再現したインディーズゲームだ。

　プレイヤーは3人の主人公から1人を選び，世界戦争を防ぐための冒険に旅立つ。登場人物たちの絆，物語の果てにある結末，届けたい感情は「どこか懐かしく，どこか温かい気持ち」にあるという。

対応：PC / PlayStationシリーズ / Xboxシリーズ / Nintendo Switch
配信：2023年予定
Steam URL：https://store.steampowered.com/app/1586990/Alterium_Shift/


○「River Tails：Stronger Together」
　～2人協力アドベンチャープラットフォーマー～

　イギリスとイタリアを拠点とするKid Onion Studioが開発した本作は，アニメ調のグラフィックスが目を引く2人協力型アドベンチャーゲームだ。

　プレイヤーは好奇心旺盛な子猫「ファープル」か，ちょっとイジワルなお魚「フィン」のどちらかを選択し，ファープルの家族を救うための冒険に出かける。基本は友人と協力しての謎解き進行になるようだが，ゲームの最後にはボスが待ち受けているのだとか。

対応：PC / PlayStationシリーズ / Xboxシリーズ / Nintendo Switch
配信：2023年予定
Steam URL：https://store.steampowered.com/
app/1851610/River_Tails_Stronger_Together/


○「神箱 KAMiBAKO - Mythology of Cube -」
　～ワールドクラフトRPG～

　グラビティゲームアライズの自社開発1本目は，ワールドクラフトRPGの名を冠するタイトルだ。ゲームサイクルは，マップ上の土地をパズルで修復しつつ，バトルでモンスターを倒していくというもの。

　クラフト要素を主軸としつつ，RPG面を磨いていく本作のセールスポイントは「圧倒的なボリュームと壮大な世界」にあるとのこと。ファンタジーテイストのビジュアルもそうだが，マップの地面を作り上げていくという要素が，琴線に触れる人も多そうだ。

対応：PC / PlayStation 5 / Nintendo Switch / iOS / Android
配信：未定
Steam URL：https://store.steampowered.com/
app/2081340/KAMiBAKO__Mythology_of_Cube/


○「うぃず・きゅっぱ」
　～バーチャルペット～

　同社の自社開発2本目は，デフォルメされた「かっぱさん」を主役とした，スマホ向けのバーチャルペットアプリである。

　かっぱさんは育成中に「カッパ巻き」などの食べ物を要求してくるようだが，川下りゲームでお花を集め，かっぱさんの衣装や部屋をデコレーションするなどのゲーム性も盛り込まれているのだそう。配信予定日は未定だが，見た目に惹かれる人はTwitterをフォローして，動向を追ってみよう。

対応：iOS / Android
配信：未定
公式Twitter：https://twitter.com/sariding_kappa

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　以上のように，グラビティゲームアライズブースには，バリエーション豊かなラインナップが取り揃えられている。場所はインディゲームコーナーの角っこで，TGS会場で言えば“限りなく右奥”であり，現地で3年ぶりに手にするであろうマップで言えば“限りなく右上”に位置している。

　気になった作品があった人は，遊覧先の候補に入れてみてはいかがだろう。

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