TGS 2022のカプコンブースには,2023年に発売予定の
「ロックマンエグゼ アドバンスドコレクション」(
PS4 /
Switch /
PC)がプレイアブル出展されている。
本作は,ゲームボーイアドバンス向けに発売された「ロックマンエグゼ」シリーズから,ナンバリングタイトルの全10作を収録したものだ。
■収録作品
・「バトルネットワーク ロックマンエグゼ」
・「バトルネットワーク ロックマンエグゼ2」
・「バトルネットワーク ロックマンエグゼ3」
・「バトルネットワーク ロックマンエグゼ3 Black」
・「ロックマンエグゼ4 トーナメント レッドサン」
・「ロックマンエグゼ4 トーナメント ブルームーン」
・「ロックマンエグゼ5 チーム オブ ブルース」
・「ロックマンエグゼ5 チーム オブ カーネル」
・「ロックマンエグゼ6 電脳獣グレイガ」
・「ロックマンエグゼ6 電脳獣ファルザー」
ダウンロード版も用意されており,こちらは1から3までの「Vol.1」と,4から6までの「Vol.2」に分けられている。
TGS 2022の試遊で選べるのは,Vol.1に収録されている4作品。今回は「バトルネットワーク ロックマンエグゼ3 Black」をプレイしたので,そのレポートをお届けする。
撮影の関係上,画面はすべて「バトルネットワーク ロックマンエグゼ3」のものとなっている
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2001年に1作目が発売された「ロックマンエグゼ」シリーズは,主人公の光 熱斗と,ネットナビ“ロックマン”がさまざまな事件に立ち向かっていくアクションRPGだ。ネットワーク技術が発達し,電脳世界に入れる近未来が舞台で,現実世界と電脳世界を行き来しながら物語を進めていく。
敵とのエンカウントで発生する戦闘はターン制で,縦3マス×横6マスのエリアで行われる。またターンの初めには,「カスタム画面」で攻撃や回復などに使用するバトルチップを選択し,「アクション画面」でそのチップを駆使して戦っていく。
エリアは,赤い枠の自エリアと青い枠の敵エリアに分かれており,自エリア内であれば自由に移動できる
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行動に使うチップを選択
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こちらの攻撃を当てたり,敵の攻撃を避けたりするためには,適切なマスに移動する必要がある
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手札のチップは,事前に構築した30枚のフォルダからランダムで選出される。また,「エグゼ3」までは選ばずに捨てることで,次のターンにより良いチップが選出されることも狙える。通常攻撃で戦うこともできるが,基本的には,戦局を有利に戦えるチップを入手することが大事になるのだ。
チップは,攻撃系だけでなく,HPを回復できる「リカバリー」や,自エリアを広げられる「エリアスチール」などもある
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一度に選出できるチップは,同じ種類か同じコード(例外的にコード*のチップは選出可能)のものに限られ,知らないうちは少々複雑に感じるかもしれない。ただ,プレイ序盤で戦いの基本を教えてくれるので,きちんと説明を読みながら進めれば理解も早いだろう。
NPCたちに話しかけることで,ゲームのさまざまな機能を知ることができる
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研究室の職員からは,ウイルスバスティング(戦闘)の基本を学べる
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プレイ時間に制限があり,数回の戦闘しか行えなかったが,トレーディングカードゲームの要素が取り入れられているこの戦闘システムは,「バトルネットワーク ロックマンエグゼ」の発売から20年以上経った今でも,色あせることなく十分に楽しめる。
シリーズを懐かしく思う人だけでなく,未プレイの人もぜひ遊んでみてほしい。
本作は高画質化フィルターが実装されており,画面のジャギーが目立たないような描画でプレイできる。このフィルターはオフにもできるので,オリジナル版の雰囲気を味わいたい人も安心だ
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また
既報の通り,現在はバトルチップの交換や対戦が行える通信機能が開発中とのこと。「フォルテ」や「ゲートマンSP」「ゴスペル」を始めとした配信チップが収録されるかも気になるところだが,メーカーの担当者に聞いてみたところ,“未定”との話であった。こちらについては続報を待とう。
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