名作映画ゲームのレストア版「Blade Runner: Enhanced Edition」が欧米で本日リリース

　Nightdive Studiosは，1982年に大ヒットしたリドリー・スコット監督の映画「ブレードランナー」を題材にし，1997年にリリースされたポイント＆クリック型アドベンチャーゲーム「Blade Runner」のレストア版となる「Blade Runner: Enhanced Edition」（PC / Xbox Series X / PS4 / Nintendo Switch / Xbox One）を，欧米で各プラットフォーム向けにリリースした。

Steamの「Blade Runner: Enhanced Edition」ストアページ

　オリジナル版「Blade Runner」は，「Dune II」や「Command & Conquer」などRTSの開発で知られるWestwood Studiosが手がけた，マウスで場所を指定してキャラクターを動かしていくというクラシカルなタイプのアドベンチャーゲームだ。当時はまだ一般的ではなかったリアルタイム3Dによる作品で，アニメーションも70人にも及ぶキャラクターをモーションキャプチャしたという，当時としては“大作感のあるゲーム”として多くのファンを魅了した。


　そんな25年前の作品をレストアした「Blade Runner: Enhanced Edition」は，グラフィックスをフルHD（1920×1080）に引き上げるとともに，SMAAアンチエイリアシングや異方性テクスチャフィルタリングなどの追加によって，見た目をより滑らかに改善。さらに各現行プラットフォーム向けのゲームパッドへの対応や，音声データの鮮明化なども行われているようだ。


　ストーリーは，2019年のロサンゼルスを舞台に，新米ブレードランナーの主人公「レイ・マッコイ」が，人間以上に希少化してしまっている動物たちを殺戮するレプリカントの一味を追っていくというオリジナルストーリーが展開する。最終的には，彼自身は人間なのか，レプリカントなのかが判明していくというマルチエンディングが採用されていた。



　三人称視点でプレイし，さまざまなキャラクターとの会話を通して謎を解き明かしていくという，アクションよりも探偵業を重視したアドベンチャーゲームになっている。Steamストアページの情報では，日本語はサポートされていないが，気になる人は遊んでみるといいだろう。

「Blade Runner: Enhanced Edition」公式サイト