重量級SFボドゲ「アナクロニー」が「ボードゲームアリーナ」に無料タイトルとして登場。未来から資源を借り，破滅の運命を回避せよ

　Asmodee Digitalが運営するオンラインボードゲームサイト「ボードゲームアリーナ」は2023年6月14日，新規タイトル「アナクロニー」（英題，Anachrony）を正式実装した。プレイに制限などはなく，誰でも自由にテーブルを作成できる。

And today's WRT is...

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by @MindclashG and available for FREE (base game) on #BGA!

Check the link below to know more about the game and see you... in the future! (cause we don't need roads)https://t.co/nK2ynKwTwY #J2S #boardgames pic.twitter.com/mbfpJ9feDL
— Board Game Arena (@BoardGameArena) June 14, 2023

　2017年にMindclash Gamesが発売したアナクロニーは，突如として発生した大爆発により文明が崩壊してしまった未来世界を舞台にした，重量級のSFボードゲームだ。

画像はアナログ版公式サイトのもの

　この大爆発は人類を破滅に追いやると同時に，タイムトラベルを可能にする物質をもたらした。人類はそれを活用して新たな技術を開発し，文明の復興を始めることになる。

　未来に希望が見えたかと思われたが，かつての大爆発は，近い未来に地球に直撃する隕石が巻き起こす衝撃の“余波”であることが判明する。プレイヤーは残った文明の指導者となって，地上に破壊をもたらす隕石がやってくる前に，未来に向けた準備を整えなければならない。

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　ゲームの基本システムは，労働者をアクションスペースに配置して効果を実行していくワーカープレイスメントだ。しかし，職場には「内部」と「外部」が存在し，汚染された外部のアクションスペースを使うには「エグゾスーツ」と呼ばれるロボットが必要になる。

　また，タイムトラベルを使って資源を未来から“前借り”することも可能だ。未来から借りた資源は記録されるので，以降のラウンドで転送装置を使って過去に送らなければならない。もし前借りした資源を過去に送れなかった場合は，タイムパラドックスが発生してペナルティを受けることになる。

　非常に特徴的なシステムを用いて，世界観を見事に表現したボードゲームだ。かなりの重量級ゲームで習得にはやや時間がかかるが，日本語化されたチュートリアルも用意されているので，興味を持った人はチェックしてみよう。