元Blizzardのベテランたちが目指す“MOBAともWarcraftとも違うRTS”。「Stormgate」テストプレイが7月に実施決定

　Frost Giant Studiosは，本日（2023年6月12日）開催のオンラインイベント「PC Gaming Show」で，リアルタイムストラテジー「Stormgate」のテストプレイを，7月に実施すると発表した。

　本作は，元Blizzard Entertainmentのベテラン開発者らが集まったスタジオが手がける新作で，昨年のSummer Game Fest 2022で発表されたものだ。基本は“モダンでクラシックなRTS”を目指すという。



　今回の配信では，開発陣によりプレイの様子が解説された。ゲーム内容に関しては「初動でロボット犬に周囲を探索させ，ロボット労働者にリソースを集めさせ，戦力や施設を整えていく」とのこと。

　この立ち上げ方だけ取っても，今どきのMOBA系とは異なる伝統的なRTSの文脈にあるタイトルと言える。
　実際「Age of Empires」シリーズなどの対戦型RTSの経験者であれば，上記の一文だけでどういうゲームかつかめたはずだ。


　そのうえで「MOBAやWarcraft 3と同じことはしたくない」としている。アプローチとしては，ゲーム序盤からベースにこもって資源集めをさせるわけではなく，マップ中央でいきなりプレイヤー同士をぶつからせ，時の運も含むだろうが“すぐに趨勢が決する（＝ゲーム展開がスピーディ）”な方向性に仕立てるという。
　当然，初動がすべてといったことではないだろうが，マッチング次第では，序盤であっさり勝敗を決められるRTSにするのだろう。

　またマルチプレイのほか，キャンペーンも大ボリュームで用意するとのこと。いずれもゲーム内イベントで両方の遊び方を提供するという。リリース日は未定だが，テストプレイの提供は発表されているため，興味がある人は公式サイトの参加登録などを確認してみよう。



※画像はすべて配信映像のキャプチャです

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