プレイレポート
[TGS2023]昨年に続き「鳴潮(Wuthering Waves)」ボスバトルにチャレンジ。重刃の忌炎&桃祈,拳銃のモルトフィーでプレイ
[TGS2022]オープンワールドRPG「鳴潮(Wuthering Waves)」を試遊。5分間の試遊でボスバトルにチャレンジ
TGS 2022のKuro Gameブースで,オープンワールドRPG「鳴潮(Wuthering Waves)」を試遊してきた。スマホ向けRPG「パニシング:グレイレイヴン」で好評な同社の新作だけに,操作性やアクション性などの魅力は健在だ。
本作は,スマホ向けRPG「パニシング:グレイレイヴン」(iOS / Android)の開発を手掛けるKuro Gameの新作タイトルだ。プレイヤーは災害で崩壊した近未来を舞台に,進化した人類“共鳴者”として,終末世界を旅する。
方向性は(パニグレ開発らしい)スタイリッシュなアクション性が冴えわたっており,高品質なグラフィックス表現の中,ハイスピードな戦闘を楽しむといったもの。
昨年のTGS 2022ではボスバトルの試遊が可能で,今年の4月にはクローズドβテストを実施。声優の中村悠一さん,フリーライターのマフィア梶田さんによるWeb番組「わしゃがなTV」ではプレイ映像を紹介している。
といった前情報もそろっているタイトルであるが,2022年5月の発表から先,正式リリースの匂いはまだ香ってこない。
ブースでもマーケティングディレクターなどの数名に直球で尋ねたが,「もう少々かかりそうです」といったところ。んん,残念。
一応,今年もボスチャレンジに挑戦しておこう。
本作はオープンワールドRPGであり,移動面における大きな特徴は“(だいたい)あらゆる場所を追加操作なしのパルクールダッシュ”で踏破できるところだ。これ一つで細かな段差や壁などをほぼ気にすることなく,また操作負担もなくスイスイと進めてしまう。
とはいえ,ボスチャレンジは範囲が限定されたフィールドで戦うため,TGS版では体験しづらくはある。
それでも気を取り直してバトル面の特徴をお教えすると,基本は攻撃・回避がハイスピードで繰り広げられるアクションだ。ただし,ターゲットにはオートフォーカスされるため,ガチガチの対策が求められる相手でもなければ,極論「攻撃ボタン押しまくり」でも問題なさそう。
1人用のストーリーを追うプレイが基本となるが,物語を読むうえでの支障はそうはないと思ってもいい,はずだ。
プレイは,3キャラクターでパーティを組み,キャラクターチェンジを活用して敵と戦っていく。キャラを変える利点は相性のみならず,スイッチ時に発動するゲージ消費技「協奏エフェクト」の存在が大きい。
これを用いてキャラクターを変更すると,交代直後にキャラ固有のアクションが発動する。そのため,やり込めば“ハイテンポで戦いながら操作キャラを変えまくる”といった構図になり得る。
会場の試遊でも赤,桃,青のエフェクトが飛び交っていた。
このほか,本格的なアクションタイトルでは普遍的なシステムと言える「パリィ」「ジャスト回避」なども備えている。いずれも,アクション発動の受付猶予はそれなりにある。そこはRPG的でうれしい。
唯一の難点は,動作が速すぎるせいで撮影泣かせな点だけだ。
同ブースでは,ゲーム紹介を兼ねた小冊子兼スタンプラリー帳が配られている。これを持って,現地で公式SNSをフォローしたり,事前予約を済ませたり,試遊を遊んだりするとスタンプを押してもらえるのだ。
このスタンプが3つたまると「スクラッチカード×1枚」と引き換えることができ,スクラッチの結果次第でアクリルスタンド,色紙,マウスパッド,限定ギフトボックスといった賞品がもらえる。
もしも現地に寄ったなら,まず小冊子から確保しよう。
本作の動向に関してだが,先日のCBTや夏のコミックマーケット(C102)への出展で多くの反響を得られたという。開発状況は前述のとおり。公式的にはまだなんとも言えないようだが,「キャラクターはすでに10体〜20体ほど制作のめどがついている」「アジア,アメリカ,ヨーロッパで(同時?)グローバルリリース」といった言葉は聞かせてもらえた。
オープンワールドRPGだけに,ゲーム構造もテキストもなにからなにまで膨大であり,それ相応の労力がかかることは想像に難くない。ただ2023年……とは言わずとも,2024年の動きは期待したいところだ。
「鳴潮 Wuthering Waves」公式サイト
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