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[TGS2022]「ハテナの塔 −The Tower of Children−」試遊レポート。漫画“ルリドラゴン”の眞藤雅興氏がキャラデザを担当したADV
本作は,“果てのない塔”に住む子供たちが,地上にあるという楽園を目指す“サバイバルローグライクアドベンチャー”だ。開発はタストαで,漫画「ルリドラゴン」を手掛けている眞藤雅興氏が,子供たちのキャラクターデザインを担当している。
ブースでは,数回の戦闘を含むゲーム序盤をプレイできたので,その様子をお届けしよう,
冒険に出かける前に,まず子供たちの中からパーティメンバーを選ぶことになる。今回選べた人数は2人だったが,プレイを進めるうちに増えていくのか気になるところ。
セリフの下に表示されているカードは,後述する戦闘などで使用するもの |
パーティを組んだ後,子供たちは塔を下っていく。移動は自動で,途中にある分岐の行先だけプレイヤーが選ぶ仕様だ。
また,分岐以外でプレイヤーが介入するのは,アイテムの使用と戦闘での行動だ。どちらも,手持ちのカードからランダムで選出された4枚の中から,使用するアイテムや行動を選ぶことになる。
例えば道中に薪があった場合,手持ちに松明があれば火を付けられる(はず)といった感じだ。はず,と書いたのは,薪のある場所で松明を持ってなかったからである。
戦闘も,剣や盾などが描かれたカードを使用して進めていく。戦いはリアルタイムで進行するので,敵の行動に合わせたカード選びが重要だ。
敵の攻撃が当たる直前に盾でガードすると,弾いて一定時間相手にスキが発生する。また逆に,こちらの攻撃が当たる瞬間にガードされると,攻撃を繰り出した子供側がひるんでしまう。
防御中の敵に攻撃してもダメージを与えられないこともあり,手持ちのカードの効果をうまく使いながら,戦いを進めていく必要がありそうだ。
なお手札は,ボタンひとつで何度でも配りなおすことができる。ただし,欲しいカードがくるとは限らず,また所持していないカードも配られない。
何回かの戦闘を終えると,子供たちは住んでいた集落へと帰還した。はじめは近い距離の冒険を繰り返し,徐々に遠くへと行けるようになるのだろう。
20分程度のプレイだったが,個性ある子供たちが紡ぎだす物語の展開と,シンプルながら駆け引きのある高い戦略性のある戦闘が気になる作品であった。
やり込み要素などがあるもかも気になるので,続報とともに発売を楽しみに待ちたい。
「ハテナの塔 −The Tower of Children−」公式サイト
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